4月下旬から1ヵ月近く、米国ナスダック市場に引きずられるように東京マザーズ市場が崩れました。米国市場ほどの力強さはありませんが、上がるときも下がるときも海外投資家次第のようです。

 個別では、バリュー銘柄とITハイテク銘柄を並べて眺めていると、どちらかが買われるともう一方が売られるという展開が頻繁にあります。1日の間に行ったり来たり。とても機械的な値動きですのでプログラムが動いているのでしょう。
 今朝(27日)午前中はファンドのポジション調整か整理とかでしょうか?先物主導の動きで、指数の動きに特徴があります。マザーズ市場など中小型銘柄は気迷いが続いているような。


 今や日本の市場は7割以上が海外投資家(ファンド)による売買であり、実際の売買の8割くらいが(アルゴ、AI?などの)自動売買でしょうか。トレンドフォロー型が多いためか?動き出すと1~2週間は同じ方向に動きますので、タイミングに注意すれば短期的な売買でも案外分かり易いので、気分転換の売買には丁度良いです。余り儲かりませんし細かな損も出ますが、あくまでも気分転換用として(笑)。

 ご参考としてですが、以前より継続して見ていますのは順不同で、SREHD(2980)、メドレー(4480)、ニッポン高度紙(3891)、加賀電子(8154)、シグマクシス(6088)、システナ(2317)、住友鉱(5713)、BASE(4477)と言った辺りです。この中で長期保有しているのは1銘柄だけですが、どれも面白い銘柄と考え書いてみました。


 さて、日本の医療は(一部の大学・大手病院などを除いて)実は他の先進国に比べて遅れているのではないか?と言う話題になった際に、若い方から聞いた話に驚きました。
 経過を教えていただいたので、そのままを記述します。

~お話しここから~

 10代半ばの頃:膝の痛みが増してきたので整形外科(近所のクリニック)を受診。
 レントゲン、触診ともに異常無し。サポーターを出されたが患部が圧迫されて痛みが増すため使用中止。

 2年通院したが:右膝蓋大腿関節症との診断結果。
 高齢者に多い病気で、膝軟骨がすり減って起きるとの事だが、レントゲン、触診ともに異常無し。一応診断書を出してもらって体育の授業は出ずに済んだ。

 20歳前後:別のクリニックを受診。
 原因不明の神経性の病気と診断されたが、レントゲンも異常無し。
 「一生直らない病気なので、気長に付き合っていくしかない」と言われ痛み止めを処方され続けた。
 セカンドオピニオンをもらえる医師の紹介を依頼したが、「どこに行っても同じ!」とケンモホロロだった。
 同病院で診療を続けたが何も変わらず、リハビリ治療を勧められた。

 20代前半:就職し仕事を始めたため中々リハビリの時間が取れず、且つ高齢者で予約が埋まることが多いためリハビリの継続が難しくなった。リハビリでは骨が歪んでいることによる痛みとされた。
 同時期:整体も試し、リンパのつまりが原因と言われ、通うが変化なし。

 20代半ば:ネットで調べ、関節痛が得意そうなクリニックを受診。
 患部を見るなり直ぐにエコー検査。腫瘍があると診断され、手術設備がある大学病院を紹介された。その日のうちに紹介先の大学病院へ行き予約し、数日後に手術。
 クリニックの医師曰く「見れば直ぐに腫瘍があることが分かるじゃない。」「何で今まで放置してたの?」と。絶句した・・・。

 病理検査では「血管平滑筋腫」と診断された。下肢に出来た後発性の良性腫瘍で、術後一週間ほどで痛みは無くなり、その後の経過も良好で、現在痛みは全く無し。

 20代になった頃には諦めかけていたが、最初からしっかりしたクリニックに行っていれば10年以上も痛みを抱えることも無く学生時代のスポーツも存分に出来たはず。それまで通い続けた数件の整形外科医は何だったのか?
 キチンと治してくれたのは神奈川県にある〇〇〇〇整形外科クリニックとのことでした。

~お話し、ここまで~


 新型コロナ蔓延から早や1年4か月が経ちました。
 国民皆保険と高度医療設備が充実していると言われ続け、且つ他の主要国に比べ感染者も重傷者数も1桁少ない日本で、何時まで経っても医療崩壊が叫ばれています。残念な日本のマスメディアはひたすら政府発表の数字を垂れ流すだけ。
 今回のコロナ禍が過ぎても、いつ次の新型コロナが出てくるか分かりませんから、そのための備えも視野に入れねばなりません。各自治体トップも本質に切り込まず「今は我慢して!」と訴え続けるだけの責任回避姿勢では国民は納得しなくなっています。

 根源的な問題は今の医療行政自体にあるはずですが、所謂、不勉強なお医者様も多いのでは無いでしょうか?且つ70年以上も前に出来た医師法が壁となり時代に則した医療の発展を阻害し続けます。
 競争を避けるため、獣医学部に限らず医学部新設にも反対してきた日本医師会。主要会員である民間医院の既得権が強過ぎ、医療行政が昭和で足踏みしている姿がくっきりと浮かび上がったお話でした。

 先日は、(動きの鈍い)医師会上層部に業を煮やして、志ある医師達がコロナ治療に動き出したと仕事仲間から聞きました。が・・・、まだ少数派です。

 特定の既得権(老害!)を守るため、そして政治家が仕事をしているフリをするために弱者を犠牲にしています。
 今朝の日経新聞に中国でのオンライン診療の状況が書かれていました。患者が自由に移動出来ず、データも膨大な医療にこそIT技術が必要とされるはずですが、医療既得権団体(=金の亡者=十二鬼月)がひたすらオンライン化に反対しています。
 今週月曜日に旭酒造の桜井一宏社長が意見広告を出していました。様々なお立場からの意見を見聞きますが、どれもが政治家や行政トップの権力維持と保身の為に弱者が犠牲となっている現状を訴えているようです。

 一部の既得権層の為に若者(現役世代)の行動を制限し、困窮に追い詰め、子育てを諦めさせ、経済を麻痺させる愚行(既得権行政)は止めねばなりません。

 若者は政治家の発言を慎重に分析し、今年こそは選挙に行きましょう。
 シルバー民主主義を止める為にも。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)