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1年365日、52週。山あり谷ありの株式相場に向かい合っておられる皆様にとって、天気予報と同様に嫌なムードの相場より明るくポジティブな株式相場は大歓迎かと思います。
ただ、株式相場はその週ごとに色合いが多少でも変化して参ります。
時に豪雨だったり、雷雨に台風、大雪と季節と同様に相場も変化して参ります。多くの投資家の皆様はこうした相場を取り巻く環境の変化を横目に対応策を考え、実行し経験として積み重ねておられるかと思います。
雨の後には晴れ間も出てさわやかな気分になったりもします。
自然と同様、毎週毎週良いことばかりではなく、嫌なムードになる週もありますが、反対にとてもポジティブな週も出て参ります。
2021年も先週で既に23週、108日が経過しましたが、昨年末からの上昇トレンドは2月16日の高値で一旦終焉し、5月13日の安値までの理想的な調整場面を続けて参りました。
全体相場の調整中はなかなか明るいムードになりにくいのですが、一旦ボトムを打つと投資マインドは明るくなってきます。
そうしたほのかな明るさと希望が感じられた5月13日のボトムからの1か月間でしたが、今週はそうした展開から一歩抜け出すのではないかと期待感が高まりつつあります。
1年の中で滅多にない強気のムードに彩られる週になるのではと筆者は想定しています。週初の本日はまさにその片鱗が見られました。
当然のごとく表面的に極端なネガティブ材料が出ないというのが前提ではありますが、その強気の背景として考えられるのは
1)米国長期金利の低下(10年物国債レートが5.13の1.707%から6月10日に1.43%まで)
2)海外株高(6月10日に米S&P500は4249.74の高値をつける、NYダウ、NASDAQも高値圏維持)
3)為替の円安傾向(109円台半ばでの推移)
4)会社四季報夏号が18日に発売される予定で個別銘柄への物色気運が台頭
⇒近く四季報記者のオンラインプレゼンがあるそうですのでご視聴下さい。
「四季報の裏側、全部お話しします!その6」
5)株主総会シーズン入り(18日から29日にかけて)で株価低迷中の好業績銘柄にリバウンドの兆し
6)一部の有力人気株式Youtuberの強気発言(ダン高橋氏の今週の株価急騰見通しなど)
日経平均(2万9600円から3万円程度を目指す)がどこまで上がるかという視点もさることながらTOPIXの全銘柄、とりわけ市場改革でプライムに残れる時価総額250億円以上の有力成長銘柄など個別銘柄での運用成果が高まるタイミングとなるかと思われます。
コツコツと長期スタンスでリスクテイクされてきた皆さんにとっては現状のポジションで成果が高まるタイミングとなりますが、短期中心の投資家にとっても成果を高めるタイミングとなることが予想されます。
そんなこんなで明日からの株式相場をポジティブに見守りたいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)