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AI資本家企業、ソフトバンクGへの投資チャンス
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AI資本家企業、ソフトバンクGへの投資チャンス

2021-08-25 18:16



     ソフトバンクG(9984)の第1四半期決算の動画(時事通信)を視聴した。既に7.2万人(株主数の約半分)もの方々が視聴されており、関心の高さが伺える。

     今回は当期利益が昨年の同期に比べ大きく減少した中なので孫社長さも意気消沈かと思いきや。何の何の。そんなことはない。
     極めて理路整然に事業の現状と今後の方針についてわかりやすく説明があった。

     まずは1Q決算は前年同期の1.25兆円から7615億円と減少した点はTモバイル関連での一時的な利益が双方にあってそれを除いて比較すると業績は良かったとの説明。
     ふんふんと思わず納得。

     それよりも凄いのはビジョンファンドの話。
     2017年にスタートしたビジョンファンドで未上場のAI関連企業300社に彼らが世界中で調達したお金の10%を同ファンドが出しており、加重平均でそれぞれ約20%の出資比率となっているとの話もあった。

     投資家と資本家は似て非なるもの。

     彼らは資本家の立場で発明家やこの分野の革命児とビジョンを共有してリスクを取るとのAI革命に突入したばかりの世界でのリード役を演じる素地ができたと言える。

     先般までのWeWorkやウーバーなどでの受難期から脱し、4年間累計で6.7兆円の利益を生んだとするビジョンファンドにはSVF1とSVF2(100%手金)があり、当初1であった経営陣のリスクテイク構想は条件が
    整わず頓挫したが今回の2では再び挑戦するとのこと。

     通常のVCがノーリスクで20%から30%もリターンを上げることになっているが、彼らはファンドに経営陣(当初は孫社長が2千数百億円出資)が17%出資する形でリスクを取るという話。

     2号ファンドからは既に161社が出資され1件当たりの出資額は小口化しておりリスク分散が進展しているとの話もあった。

     ビジョンファンドは既にキャッシュ化による再投資もできる状況となっており、敢えて外部資金には頼る必要がなくなった。つまり資金循環システム(孫社長はエコシステムと呼ぶ)ができてきた。


     ビジョンファンドの国別の投資比率では過去4年間累計で23%を占めてい中国が直近の4月以降は11%に低下し、国の政策となっているアリババやテンセント、DIDIなどIT企業への規制の方向性を見定めるまでしばらく
    様子見するとコメントがあった。

     保有するアリババ株の下落によるNAVへの影響もあるが、これについては売上が伸びている中でまた戻ってくるとしていた。


     説明会の中では自己株買いについても質問があり、時価総額がNAV(有利子負債控除後の実質資産価値で26.5兆円)の半分以下になっている現状からどこかのタイミングで自己株買いを行うとの孫社長からのコメントがあった。

     ソフトバンクGの株価は先週末に6129円まで下落し終値は6152円となった。これで時価総額は自己株を除いて10兆円を切ってきた。NAVに対して40%以下の水準となっており、ここまでくれば既に自己株買いは秒読みなのだろう。

     昨年3月のコロナショック時安値2609円から3月高値1万695円までの上げ幅の半値押しは6652円だったが、時価はこれを下回ってきた水準。高値からの下落率は42.7%となり、反転するタイミングが迫ってきたように思われますが皆さんのお考えはいかがでしょうか。

     PBR1.1倍、PER7倍、配当利回り0.7%

     100株買いで62万円。前期末に15.6万人に上る株主にはどのように映っているのでしょうか。


    【参考:SVFが出資したAI企業】

    1.ヤノルジャ
     韓国のAI活用旅行プラットフォーム会社

    2.クラーナ
     AI活用FINTECH企業

    3.オーストア
     AI活用して無駄なスペースをなくすEコマース向け物流企業。既に500社の大手企業に納入実績 黒字化実現。倍々ゲームで成長。40%出資の利益創出企業

    4.スイギ―
     インドのフードデリバリー企業。市場を二分している企業のうちの1社に出資。1年で売上2.8倍に拡大。AIで配車効率化。既に上場しているもう1社が時価総額1.4兆円となっている。
     アクティブユーザー2000万人。フードから日用品にも


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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