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有料メルマガライブラリから(408)「割安な企業に安く投資できるチャンス」

2021-12-29 12:55
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     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
     なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


    =コラム「割安な企業に安く投資できるチャンス」=
     (有料メルマガ第474回・2018/3/20配信号)

    ※2018年3月現在の内容です。留意してお読み下さい。


    【前略】


    ― 去年までの楽園のような投資環境から、厳しい厳冬のような投資環境になってストレスを強く感じておられる投資家が多いです。しかし、これが通常の株式市場の姿だと思います。少し感情のコントロールに役立つことを最初に紹介してから、いま考えている私の投資作戦を取り上げたいと思います。 -


    1.ストレスと上手に付き合う方法


     株式投資では損をすることも多いです。
     たった3日で500万円も損をすると、さすがにストレスが高まります。
     またはお昼休みに損切りをした株が午後直ぐにストップ高したときなど、さすがに応えます。

     投資家は株式投資をしていると欲と恐怖に振り回されて、常にストレスを受けることになります。特に投資環境の悪化で運用成績がマイナスになると、ストレスのかかりかたも非常に大きくなります。

     現代社会はストレスの多い社会ですが、原始時代の人間はもっともっとストレスの多い生活をしていました。

     その日を生き延びるために狩りをしなければいけないし、獰猛な野獣など強敵もたくさんいました。例えば私たちを脅かす野獣に出くわした時、逃げるか戦うかの決断を迫られますが、そのとき逃げ出したり戦ったりするためのエネルギー源がストレスだったということです。
     このことを本で学んだことで株式投資で受けるストレスなど大したことではないということを知りました。

     ストレスというのは本来、生物が刺激に適応していくために必要不可欠のもので、ストレスがなければ私たちは生きていけないことも学びました。

     適度のストレスは、心身を活性化させ、エネルギーを与えてくれます。
     これはいいストレスです。でも人間関係の摩擦とか、過労とか、私たちに慢性的な負担をかけてくる悪性のストレスもあります。

     大きなストレスと小さなストレスでは、小さなストレスの方が危険だそうです。無責任ですべての責任をまる投げしてくる上司、ミスばかりする部下、いつも人のうちを覗き込んでいるような感じの悪い近所のおばさん、交通渋滞、相場での損。日々の一寸した怒りや不安、不満などのほうが、慢性的なストレスとなって私たちを脅かすようです。

     ストレスがかかると、記憶が3割も悪くなるという外国の大学の研究もあるそうです。

     アウシュビッツの地獄を生き抜いたユダヤ人の精神科医ビクトール・フランクルは「強制収容所の地獄を生き延びることができた人は、体が丈夫な人ではなく、未来のビジョン持っている人。自分が生きる意味を知っている人だった」といっています。ビジョンがあり、苦しみの中からポジティブな意味を勝ち取る人だけが生き残れたわけです。

     ビクトール・フランクルは、自分の生きる意味を考える時、抽象的な価値、たとえば忠誠、祖国愛などより、愛する人や家族に助言したり、人の役に立つというような、日々の具体的な事柄のほうが重要だったといっているそうです。

     私はこのごろ、自分が「なぜそれをするか」「それを望むか」など「何のために」をちゃんと自分に問い掛けるようにしています。

     株式に投資するときも、なぜこの企業に投資するのかという理由を明確にしています。そして、その理由が間違っていたり状況が変わらない限り、必死で持ち続けるように努力しています。その株に投資した理由が明確ならば、短期的な株価の下落にも耐えられます。


     1)ストレス対策

       a)ストレス対策としては、夢を語り合える仲間との素敵な楽しい時間を持つことは非常に有効です。
       b)しつこく居座る否定的な感情(怒り、不安、いらいら、悲しみ、恐怖)を引き起こす原因を考え、その原因を見つける。その原因を声に出していった上で「何々は、問題ない、大したことじゃない」と声に出してみると本当に大したことじゃないことわかってスウーと負担が軽くなることが多いです。
       c)不愉快なことが、頭から離れずにイライラしたり、いやな気分が続いたら「ストップ」と叫んで、そのことを考えるのを止める。
       d)友にその問題について話す。ストレスを追い払う最良の方法は、他の人とその問題について話すことだそうです。だからアメリカなどでは精神科医が繁盛しているのかもしれません。なんと「ひとりごと」でも効果が大きいそうです。
       e)深呼吸をする。ストレスの原因がわかっても、それと闘うのはやめて、深呼吸をして気持ちを静める。
       f)笑う。ただただ大きな声を出して笑うといいようです。
       g)過去の幸せを思い出す。
       h)未来の幸せを、夢のかなった時のことを想像してニヤニヤする。
       i)おまじないを唱える
       j)ストレスが忍び寄ってくるのを感じたら「大丈夫、大丈夫」「絶対できる」「間違っても構わない」「完璧は敵だ、とにかくはじめることに意義がある」
       k)心にひっかかっていることを紙に書き出す。
       l)ストレスのある仕事の後はひと呼吸おく。
       m)心に負担がかかっていることは、さっさとやめてしまう。
       n)ペットと戯れる。野良猫を保護して、家猫にして1年以上がたちました。やっと膝の上にのってきてくれるようになりました。ペットに癒されている人は多いです。
       o)株で儲かっているのに、損をするかもしれなくて負担が大きくなりすぎる時は、さっさと利食いをいれるのも有効です。これはかなり有効な方法です。儲かっているのに、儲けを失うことが怖くてストレスがたまるのでは、なんのために投資しているか分からないとかいってさっさと利食い、そのあとさらに上がることが多かったので  すが、そのときは反省はしないで「このつぎはもっと上手くやろうね」と笑いました。
       p)おしっこをする時に放尿の快感とともにいやなことを押し流す。人がいないことを確認した上で、声に出して「○○○なんぞ、小便とともに追放だ。バカヤロー!」なんて。
       q)あと自分でどうしようもないことには悩まない。たとえば電車が遅れて、イライラしても自分ではどうしようもないんで、すっぱりあきらめイライラしないことにしました。世の中自分ではどうしようもないことでイラつき、ストレスをためていることがこんなに多かったのかとびっくりしました。

       自分でためしてみてかなり効果がありました。
       自分の好みにあわせて取り入れてみてください。


     2)感情のコントロールを身につける

       私たちは市場のさまざまな状況、また自分の生活のさまざまな状況から生じる感情に大きく左右されます。だから、自己イメージが安定していないと、こうした外的要因(相場環境や生活環境)に影響されて動揺しがちになるのです。
       なにかの本で読んだのか人から聞いたのか忘れましたが、裁判官の判決が夫婦喧嘩に影響されるという話を聞いたこともあります。私も夫婦喧嘩をした日には不機嫌で人に厳しくなります。会社でも上司は女性の部下の精神状態を把握して、うまく仕事をしようと考えている人は多いのではないでしょうか。
       投資の場合は自分の感情のコントロールができているかどうかによって、直ぐに損益に影響が出てしまいますから、優れた投資家は自分の感情をコントロールするすべを真剣に学んでいます。
       自分の感情がコントロールできないと、外的要因に影響で感情が乱されると、投資判断が雑になり、それがすぐ運用成績に跳ね返ってきます。
       メンタルな要素はそれほど株式投資の成果に直接的な影響を与えます。
       家庭でも会社でも感情をコントロールできない人間は疎まれます。
       私は株式投資で安定的な利益を上げよう、儲け続けようと思うなら「家庭を大切しよう」と考えています。
       「知人の男性には奥さんに花を買って家に帰ろう」と提案しました。
       家庭が円満で幸せならば、投資家は強くなれます。家庭が円満なら、心も穏やかでしょうから、きっと株式投資でも勝てると考えています。
       もちろん、家庭が円満でなくても稼ぐ投資家はいます。なぜ稼げるのかというと、心が強いからです。しかし、株で稼いでも家庭が円満でなければ空しいのではないかと個人的には思っています。
       株式投資では、売買するとき心にプラスの感情(=楽しいや安心感など)が生じていれば、言うまでもなく自己イメージは大きくなります。そうすると、不思議なことに、(⇔私にとっては当然のことなのですが)その売買はうまくいきます。好調に利益を上げることができます。
       逆に、マイナスの感情(⇔不安や怒り、苛立ちなど)が生じていれば、心が乱れます。こういうときに売買しても、まずうまくいきません。

       このように、自己の感情のコントロール(=心の状況)は自分の投資行動やパフォーマンスに大きな影響を与えるのです。

       人は社会生活や投資活動においてさまざまな感情を抱きます。
       勝てる投資家というのは、この自己の感情のコントロールが上手で、精神的に安定していることが多いです。

       心は鍛えることができます。
       私は株式投資で稼ぎ続けられる投資家になるためにいろいろ心を鍛える事もやりました。メンタルトレーニングを行い、強い心、安定した精神状態を作り上げることができれば必ず投資に好影響を与えられると考えたからです。
       この努力は報われました。こうして鍛えた強い精神力は会社で仕事を成功させていくための強い味方になってくれます。仕事を成功する上で精神的に弱い人より強い人のほうが有利だということ否定できる人少ないと考えています。


     3)自分がコントロールできないものにとらわれないこと

       株式投資で一番自分の自由にならないのが株価の値動きです。
       株価が自分の思うように動いてくれたら、どんなに素晴らしいことでしょうか。でもそんなことはありません。株価は自分の思い通りには動いてくれません。ところが投資を始めてからかなり時間が立ってからも、そんな当然のことを心の底から納得し理解してはいませんでした。
       だから思い通りに動いてくれない株価を憂いて、悩んで、時間を浪費していました。しかしこんな行為はまったく非生産的行為だということにやがて気がつくことができました。
       親戚のおてんば娘が幼稚園のころ椅子の上で遊んでいて、頭からゴツンとフローリングに落ちたことがあります。泣くのかなと思って見ていたら、痛そうな顔をしていましたが「エへへへへ・・・」と恥ずかしそうに笑って、まったく泣きませんでした。
       「泣くかと思った」といったら「泣いたら痛くなくなるなら、泣くけど、泣いても痛さは同じだから泣かないことにしたの」と言われてしまいました。幼稚園の子に教えられました。
       ところが知ってはいても、自分ではコントロールできないことに悔やんで、感情的に引きずられる状態は、けっこう多く起こりました。しかし株式投資で問題が発生したときに、感情にとらわれていてやるべきことをやらないと、損失が拡大していってしまいます。そんな損をする痛い思いをしていくうちに、自分にコントロールできないものに気をとられず、自分のコントロールできるものに集中することが、大切だということを実践できるようになりました。


     4)リスクは避けるものではなく管理するものであることを思い出してリスク管理に徹する。

       株式投資を長く続けていると、リスクは避けるものではなく管理するものだ、コントロールするものであるということを学べます。株式投資では株を売ったり買ったりしないと儲けることができません。その代わり投資をしないと損をする危険もありません。
       自分が株式投資をしていないから、株が下がっても自分には関係ないと考えているサラリーマンがいたら、とんでもない勘違いです。自分達の大切な企業年金も国民年金も株式に投資されている部分があります。
       自分が運用していないだけで自分達のものである年金は株式投資にも回されているのです。
       同じ自動車に乗っていれば、自分で運転しなくても、その自動車が事故を起こせば一緒に乗っていた自分も損害を受けることもあるのです。どうせ同じリスクを背負うなら、人任せにしないで自分でもリスクを管理しながら、リスクを取っていく人生も素晴らしいと私は考えています。
       あなたの人生も私の人生も自分自身で行動してはじめて開かれていきます。つまり自分の人生のページは自分自身でめくっていくしかないのです。そして人生が素晴らしいのは、そのページに「何を」書き込むのかも自分の自由だということなのです。
       ただし、何を書くのも自由だけれど、書き込んだことには自分が責任を負わなければいけないというルールがあります。望みを次々かなえていく人は、そのことを知っていて行動していく人です。
       投資では自分自身の「損したら嫌だ」という心理が行動へのストッパーとなります。
       自分の行動を抑制するのは、やってみなければわからないことに対する恐れ、うまくいかないかもしれないという結果への恐れなのです。でも世の中には「やってみなければわからないこと」が本当にたくさんあります。やってみると案外簡単にできてしまうことも多いのです。だからこそ、仕事でも人生でも結果への恐れを克服して勇気を振り絞って行動していくことが大事になるのです。チャレンジしていくことで自分の運用成績が良くなっていくことが多いです。

       今回は新しい会社四季報の来期の業績予想が、今期より増収増益になっている企業から、研究銘柄やコラム銘柄を選ぶという、いままでにないやり方を取り入れました。
       短期売買にチャレンジして業績の上方修正が株価に大きくプラスの影響を与えることを知ったからです。
       3月本決算の企業は、企業の2019年3月期の業績予想は発表されていません。そして会社四季報の数字を利用する投資家も多いです。会社四季報の予想は常に正しいとは限りませんが、自分が調査して増益になりそうだと考えている企業に関して、会社四季報の予想が同じなら、利用してみる価値が高いと考えたので、今回は会社四季報の来期の業績予想が良かった企業を中心に取り上げました。
       株式投資では「株を買って儲けたい。でも、この株が上がるかどうかわからない。実は、損する可能性のほうが高いのではないだろうか。もう怖くて株なんか買えない」という投資家も多いです。
       やってみなければわからないのに、こういう思考回路に陥る人がいます。
       だからこそ、自分が勇気を出して買えるための「根拠」を自分なりに探して納得していくことが必要になってきます。
       それがテクニカル分析であったり、ファンダメンタルズ分析であったりします。そして自分の欲と恐怖をコントロールしながら、自分で判断し、決断し、勇気を持って投資を実行したものが儲けを得ることができるわけです。
       投資家はリスクとは避けるものではなく管理するものであるということを、身にしみて理解し、自分のものにしていくことは人生でとても役に立ちます。この体験は人生を豊かな実りあるものにするためにも大切なことです。

       個人に降りかかってくるリスクにはたくさんのものがあります。例えば自分の財産に対するリスクがあります。ちょっと考えただけでも自然災害や人的災害で自分の財産が減少するリスクがあります。
       火災や地震や雪害、泥棒や詐欺などたくさんのリスクが考えられます。
       仕事についてのリスクもあります。サラリーマンには務めている会社の倒産やリストラなどのリスクが考えられます。
       自動車や自転車を運転していれば、他人に損害を与えて、損害賠償をしなければならないかもしれないリスクがあります。パソコンでインターネットをすると自分の情報がパソコンから漏洩するリスクがあります。

       人生を実りあるものとするためには、自分の周りにはどんなリスクがあり、そのリスクをどのように管理してコントロールしていくかを考えて行動していかなければなりません。そのための判断力、決断力、行動力を学ぶには株式投資を行うことはとても役に立つでしょう。


    【後略】


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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