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有料メルマガライブラリから(417)「株式市場の状況を偵察し続けることが必要な状況が続く」

2022-03-04 16:10
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     有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
     自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
     なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

     本日は石川臨太郎没後3年の命日です。故人を偲びながらお読みいただければ幸いです。


    =コラム「株式市場の状況を偵察し続けることが必要な状況が続く」=
     (有料メルマガ第376回・2016/4/12配信号)

    ※2016年4月現在の内容です。留意してお読み下さい。


    【前略】


     優待欲しさに、たまたま買っていた企業が、そのような事業をスタートすることを発表したことで暴騰して、美味しい思いを体験することがあります。

     若いころは、そのような体験をすると、同じようにあっというまに暴騰する企業を探し出して安いうちに投資して儲けることを期待して、鵜の目鷹の目で一攫千金企業を探すことに熱中したりしました。

     そして、そんなことでずいぶんお金と時間を浪費してしまいましたが、いまではそのような一攫千金銘柄を探すようなことは、ほとんどやらなくなりました。

     しかし、堅実に事業を展開して利益が伸びており、含み資産などのある土地を大量に持ち、しかも配当利回りが高いと、株価が上昇すると勝手に期待して、投資額を増やしてしまうようなことは、いまでもよくやってしまいます。

     そして株価が上がらないどころか、大きく下げてしまって、含み損を大きく抱えた状況で、四苦八苦するような苦しい羽目に、毎年のように落ち込んでいます。

     つまり投資するタイミングを読み違えて、大きく踏み込んでしまった自分の投資行動で苦しむわけです。

     つまり最大のリスク要因を冷静に分析すれば『最大のリスク要因は自分だ』という愚は何度も繰り返してしまっています。

     つまり大きな損失を出した『最大の犯人はお前(=自分)だ!』ということで、もうこの点では損を作る常習犯のような有様です。情けないことに、この点は改善することができないままで30年以上たってしまいました。


    【中略】


     投資環境が悪い時に時々コラムに書いてきたことですが『じっくりと待つ力』、『結論を保留して時間にゆだねる力』を身に付けることは大切です。

     「待てば海路の日和あり。」「待てば甘露の日和あり。」ということわざにもあるように、自分ではどうしようもない事が起きているときは、時間に任せて待つということも大事なことです。

     日本の業績が良く、財務内容が良く、含み資産を大量に蓄えている高配当銘柄などの株価が、中国バブル崩壊危機等によって大きく売り込まれ安くなっている今の状態を、利益を得るチャンスだと捉えることができるか、不遇だと腐ってしまうのでは未来がまったく違ってくると考えています。

     社会にあるいろいろなシステムもそうですが、投資などの資産のポートフォリオも、それを構成するファクターが多様であればあるほど安定的だということを、しっかりと意識してポートフォリオの再構築を続けています。


     収益力と財務的な堅牢さを併せ持つ銘柄が、大きく投げられている状況で、更に株価が下がるリスクに敏感になりすぎて、市場の動きに付和雷同すると、投資環境が改善に向かい、投資した業績の良い企業の株価が回復している流れを取り逃がしてしまう可能性も高まります。

     過去の投資の格言にある『人の行く裏に道あり花の山』にでてくる『人』というのは他人をさすばかりではなく、『投資を行うのを嫌がって危険視している、いまの自分の感情』のことも指している。こんなことも過去に学んできました。

     こんな投資環境の悪いときに株式投資を継続する(=株を買い持ちする)という投資行動は、去年もそうですし、東日本大震災の後やリーマンショック後、そして9.11世界同時多発テロ直後など過去に何度も何度も体験してきたことではありますが、大いに気持ちが悪い不安な状態です。


     このような状態のときに『不安や気持ちの悪さを』を感じることは、株式投資に参戦して、安全運転で生き延びていくためには必要な感覚です。否定して改めるべき感覚ではなく『自分は安全運転の基本を守っている』と確認して、まず安心すべき事態です。


    【後略】


    経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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