株価は企業業績で決まる。
誰もが納得のいく理屈ではありますが個々の企業の業績を読み取る作業が十分にできないまま今日買って明日売るといったような短期売買に明け暮れている投資家(投機家)の方も多いのかと思います。
現実の起きている日常の株価変動は投資家の関心度の高まりや低下などによってももたらされます。この点は市場全体の変動も同様に起きており、企業業績に関わらず買いたい投資家は多ければ上がるし売りたい投資家がいれば下がるという簡単な日々の株価変動の理屈づけと言えます。
理屈は株価変動の後からもっともらしくつけられますが、その変動の前兆や主体となる投資家の仕掛けもどこかに隠れているのかも知れません。
ここでは皆さんにぜひ今活躍中の銘柄も過去、不人気で誰も見向きもしなかった時期もあったということに気がついて頂きたいのです。
株価にはピークとボトムがやってくる。今大活躍の日本郵船や商船三井などの海運株は市況高騰の恩恵で業績が異常なほど伸びて株価も急騰し今だに高値圏で推移していますが過去を振り返るとコロナ前までは誰も見向きしない状況でしたね。
コロナショック時2020年の日本郵船の株価は1091円でした。それが今年は12490円の高値までつきました。配当利回りが10%を超える銘柄に多くの投資家は安値から10倍以上になっている銘柄にパフォーマンスを求めざるを得ないのですから極めていびつな状況になっていると言えるかと思います。
これによってものすごい運用成果を上げておられる投資家も多いかと思います。また、こうした出来事は今後の株式投資にも大いに参考になるものと思われます。
まさにコロナで世界は変わった。
でもまだまだこれから何かが起きて世界は変わっていく。
第2の海運株を求めて株価が低迷している状態の銘柄、不人気銘柄、評価がまだ低い銘柄にも必ず陽の目が当たる時期がやってくるということになります。
ぜひ銘柄研究は怠らずに長期的な視点とベストなポートフォリオ構築を目指し優れた投資哲学を備えた投資家となって頂くことを本誌では大いに期待しております。
【炎がセレクトした価値ある不人気銘柄ベスト5】
*株価が低水準で推移している銘柄を個人的視点で勝手セレクト
1.愛知製鋼(5482)時価2136円 時価総額425億円
業績低迷で不人気だが、元は豊田製鋼。5月安値1883円。
2.松井建設(1810)時価607円 時価総額180億円
創業436年の日本最古の建設会社。8月安値601円。
3.メディカルシステムネットワーク(4350)
時価437円 時価総額134億円
日本最大の調剤薬局ネットワーク(7812件)を構築。
6月安値390円。
4.太陽化学(2902)時価1559円 時?価総額265億円
未来志向の研究開発型食品素材メーカー、名証単独で不人気。
5月安値1524円。
5.アドヴァングループ(7463)
時価836円 時価総額333億円
ボトムから100円アップ。高配当利回りでこのところは人気復活傾向。
5月安値731円。
(炎)
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