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大発会こそやや慎重なスタンスでスタートした株式相場はここに来て戻り相場の展開。直近は円安から円高に振れた為替の影響も落ち着き、3月配当取りシーズンを前に投資家各位のリスクテイクが本格化しつつあるようです。
こうした展開は鉄鋼株など高配当利回り銘柄に特に顕著ですが、低迷してきた直近IPO銘柄や売り込まれ続けてきた一部の中小型株もボトム圏から反転上昇に向かいつつあるように感じられます。
とは言えまだまだリスク要因も潜んでいると慎重な投資家も多いのかと思いますが、皆様のここでの投資スタンスはいかがでしょうか。
3か月周期での調整と上昇を繰り返しながら昨年の株式相場はある意味わかりやすい変動を見せてきましたが、今年の相場も仮にそうなるとなれば2月はまた上値を試し3月にはまた調整というパターンになるのかも知れません。
短期投資家の思惑がそこには見え隠れします。
為替相場や商品に向かってきた短期的な投機資金が今年は株式相場に戻ってくると見ればそれに伴う変動が昨年とは違った形で巻き起こっても不思議ではないでしょう。
また穏健であった新興市場銘柄も米テスラ株のとてもダイナミックな反転上昇(直近安値101.8ドルから戻り高値180.7ドルへ)の動きを見ると復活の予感を抱かせてしまいます。また高値は414ドルでしたので、まだまだ戻ったうちに入らないという投資家もお見えになるのかも知れません。
「あらゆる相場は循環する。」
いつまでも上げ続けることはないし、いつまでも下げ続けることはない。
そう考えると今人気化しているかつての不人気銘柄にも今は長期低迷が続いているかつての人気銘柄にも投資チャンスはある訳です。
皆さんの関心事は調整続ける半導体株ですか?
あれほど注目されたDXですか?
メタバースですか?
AIですか?
それと絡む今話題のチャットGPTでしょうか?
半導体ビジネスは最先端技術で話題ではありますが、これも含めて海運や鉄鋼、化学、医薬品、食品、建設などの既に集約化されたとも言うべき旧来のビジネスでもたらされた未曽有の利益が好循環して新たなビジネスの成長資金として活用されることになれば株式相場は新たな時代を迎えることになります。
この点をポジティブに見てリスクテイクできる投資家には再び大きなリターンがもたらされることになるでしょう。
今年はまだ始まったばかり。
今はひたすら長期ビジョンを念頭にしたポートフォリオ構築に邁進して頂きたいと思います。それでもまた調整の場面はやってきますが、むしろその調整場面こそ投資チャンスでもあります。
~予告編~
次号では日本の株式時価総額は1000兆円以上になると題してお届けする予定です。日本の株式相場は700ほどの時価総額1000億円企業がリードしており、更にトヨタをはじめとした期間利益に裏付けされた時価総額1兆円以上の企業の存在がそうした可能性につながります。
なぜそうなるのか?そうなるべきなのかを次号では大胆にコメントしてみたいと思いますので宜しくお願いします。
(炎)
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)