世界を代表する投資家であるバフェットさんのご託宣から日本株の上昇は勢いを増し、32年ぶりの日経平均の高値更新となりましたが、皆様の運用成果はいかがでしょうか?
ここでの特徴は外国人好みの流動性の高い銘柄に人気が集中していることです。ですから全部の銘柄が上がっているのではないため、息の長い上昇相場が今後も期待されるということになります。
そしてやはりプライム、スタンダード、グロースを問わず、今後の事業展開が面白いと思われる流動性の高い、活発な売買が期待される銘柄に人気が集中していることです。
指標面では出遅れ感の強いテレビメディアなど低PBR銘柄が強く、大手銀行株、大手商社株、半導体関連など日本を代表する銘柄群が強く、投信会社や年金運用会社などプロの運用者、国際分散投資の外国人機関投資家などの投資主体がここでのリード役となっているものと期待されます。
一方においては相場の二律背反性を反映して駄目な銘柄、上がらない銘柄には見切りをつけて乗り換えていこうという潮流があり、陽に位置する銘柄と陰に位置する銘柄とに分かれる展開が続いてきたとも言えます。
この潮流がどこまで続いていくかは人によって意見は別れるかとは思いますが、筆者は全部指数の上昇ピッチが速くなってきたら、今度は出遅れてきたマザーズ指数の上げに寄与する銘柄群にも出番が回ってくるかと考えます。
いつまでも上がる株がないのと同様にいつまでも下がる株もありません。
改めて投資家は企業価値を冷静に見ながら投資判断を下すことになります。
世界の3分の1の経済力を持った欧米6ヵ国と日本の仲良し倶楽部とでも言うべきG7サミットが終了しその開催期間中に株価高値更新がメディアにて伝えられ、日本の存在感が高まった。そうした株式相場をまた改めて冷静に見ていく必要がありそうです。
(炎)
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