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激しい株価変動を見せた中小型銘柄の動向
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激しい株価変動を見せた中小型銘柄の動向

2013-06-11 12:35
    昨年10月以降の株価変動は個々の銘柄ごとに凄いものがありました。日経平均も8500円前後から15900円へと急騰しおよそ8割の上昇を示したので すから、ここでの13000円割れも致し方ないところです。むしろまだ12000円どころまでの下落はないのか、いやそれどころではなく、株式相場はまた 元の水準にまで下落するのではと心配する向きも多いのではないでしょうか?

     そうした心配の声が聞こえそうな相場環境の中、個別株もようやく買える水準になってきました。
     たくさんの利益を得るには投資する際の株価は安い方が良いに決まっています。中途半端ではリターンが小さくなってしまいます。
     高値掴み銘柄を放置しておくとまた下落が続けば損失も膨らみますので早めの処分をしておこうとなりますので下落は案外想定以上に続いてしまいます。

     仕切り直しの相場はある程度の時間(日柄)と値下がりによる割安感が出てこないとなりません。5月23日でピークをつけた株式相場はまだ調整日数が足りません。
     一方では株価の下落幅が既に高値から3000円となり率では20%程度の調整となっています。ここから一旦は戻るとしても夏場に向けて日柄をかけながら下値を固めていく展開が理想的だと考えられます。

     こうした調整相場の中で個別銘柄も結構激しく変動しています。年初から活躍してきた銘柄ほど波乱は大きく、乱高下しています。こうした値動きは売られる だけ売られないと落ち着きません。売る方もあきらめてしまう株価水準というのがあります。投資のモノサシがそこでは登場してきます。

     モノサシで言うとPERは10倍以下、できれば8倍以下となった銘柄は現状において買って良いか、買い検討が可能PBRは0.6倍以下を拾う。配当利回りでは3%から4%なら買いという風に決めておくこと。
     更に昨年安値と直近高値までの上昇率、幅に対しての値下がり率、幅もチェックしておくと良いでしょう。


    1.ノーリツ鋼機(7744)
     低PBR、M&A実施の成長期待

     昨年安値283円→直近高値987円 +704円 3.5倍
     半値押し水準:635円
     時価 580円(下落率:41.2% 7日安値551円)

     M&Aで収益水準が大きく変化 今期から来期の成長期待。大証と東証が統合され大証メインの同社株も7月14日から東証での取引がメインに、アナリスト 向け説明会では外国人の質問も活発だった、直近高値987円は安値からはやや上がり過ぎたが、低PBRが下支えし、ここから更に大きく下落するのは無理が ある。安く売ってくれるチャンス到来と考えてみたい。
     なお、同社は今期のEBITDA(税前利益+減価償却+支払利息)50億円を見込むと公表しており、今後もM&Aでの事業拡大を狙っていると見られます。
     いきいき、全国通販、オリンパスの関連企業(医療データベース、秋田ケーブルTVなど)を前期は買収し赤字経営から黒字経営に転換した。
     今後も潤沢なキャッシュを活用して社会に必要なビジネスを組み込んでいく方針。

     予想EPS30.9円 PER18.8倍 PBR0.36倍
     配当利回り1.38%


    2.サイネックス(2376)
     低PER、低PBR 高値から6割近くの大幅下落

     昨年10月安値359円→直近高値1144円 +785円 3.2倍
     半値押し水準: 752円 3分の2押し水準:620円 
     時価485円(下落率57.6% 7日安値463円)
     今まで低過ぎた従業員の給与アップで前期業績を若干下方修正し、小幅減益となったが今期は業績向上見込む。ヤフーへの新株予約権(行使価格255円約80万株分)を付与。今月26日が行使期限となっており、果たしてヤフーの権利行使がなされるか?
     900円以上の高値圏(出来高は推定30万株)で同社株を買った投資家の思惑は?

     予想EPS73円 PER6.6倍 PBR0.63倍
     配当利回り1.03%


    3.アサンテ(6073)
     低PER 中期3カ年計画で経常利益30億円目指す

     上場後すぐの安値782円→直近高値1079円 +297円 +38.0%

     半値押し水準: 931円 3分の2押し水準:881円 
     時価839円(下落率22.2% 7日安値780円 上場来安値をつける)

     3月上場銘柄 社長の弟さん経営のサニックスの株価と比較されやすい。
     3か年計画で経常利益30億円を計画。

     予想EPS110円 PER7.6倍 PBR1.44倍
     配当利回り2.62%


    4.日本コンセプト(9386)
     PER9倍台 シェールガス関連

     昨年11月安値706円→直近高値1940円 +1234円 2.7倍
     半値押し水準: 1323円 3分の2押し水準:1117円
     時価1375円(下落率29.1%、6月7日安値1286円)

     円安メリットもあり第1四半期の好業績を発表(進捗率52%)の後、急騰したが、その後調整局面迎える。為替の落ち着きを想定し今期予想EPS146.6円を変えていないが、EPS300円ペースの進捗で上方修正の可能性大。
     米国でのシェールガス製品の輸送事業に関連。2015年の年商100億円EPS210円を計画。

     予想EPS146.6円 PER9.4倍 配当利回り2.18%


    5.アイティフォー(4743)
     高配当利回り銘柄
     昨年11月安値275円→直近高値552円 +277円 2.0倍
     半値押し水準: 413円 3分の2押し水準:367円
     時価371円(下落率32.8%、6月7日安値357円)

     現預金57億円を持つ無借金のシステム開発企業。今期予想EPS33円(実績配当金年15円)で今期も配当金据え置きとなれば配当利回りは4%となる。 キャッシュの保有が多く株主への還元しか今のところ方策が見えない。高収益バリュー株で300円台の株価は投資チャンスと見られる。

     予想EPS33円 PER11.2倍 PBR1.09倍
     実績配当利回り4.0%


     山高ければ谷深しの喩え通りの相場展開となってきましたが、中小型株の乱高下はむしろ投資チャンスでもあります。短期リバウンドを狙った投資も想定されます。
     基本は余裕資金でのポートフォリオ構築です。こういう局面でこそ新たなポートフォリオ構築に努めて頂くと案外良い成果が生まれるものと期待されます。

     成長性が高い銘柄はPERは高いのが当然ですが、評価がまだ定まっていない場合は低PERに留まっている場合が多いので投資チャンスがあります。高値からまだ調整率が低い銘柄もありますが、その背景には好業績期待がある場合もあります。
     皆さんもこのような感じでじっくり吟味してみてはいかがでしょうか。

    (炎)

    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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