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意外なスマホ関連企業の新サービス
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意外なスマホ関連企業の新サービス

2013-10-30 14:25
    最近、電車に乗って驚くのはほとんどの人が携帯電話やスマホ、タブレットPCを手にしてじっと画面を眺めていること。本当に時代は変わりました。
     ゲームをしたりLINEでやり取りしたりとその楽しみ方は人それぞれ。新聞を読む人が減り、情報はインターネットで得るというライフスタイルの変化が活躍する企業そのものを変えてしまいました。

     たまに本を片手に読書する方もいますが、スマホでメールのやり取りをするかゲームをするか寝ているかという方々が圧倒的です。このように電車内の過ごし方が変わったと感じるのは私だけではないかと思います。

     情報媒体が紙媒体から電子媒体と変化し、その電子媒体もPCから携帯、スマホ・タブレット型の端末へと移行してきた結果、情報の流れも大きく変化してきました。

     SNSもPCを通じたものからガラ系携帯、スマホ(アンドロイド系、アイフォン)へと変化し、世界中とつながる時代となってきました。小さな端末がもたらすビジネスは企業のあり方も変えてしまいました。

     ゲームは専用ゲーム機器から携帯やスマホを用いたものへと広がりを見せ、DeNAやグリーがゲーム産業の王者、任天堂の牙城に迫るなど考えられなかった変化が生じています。

     SNSゲーム業界内のプレーヤーは多岐にわたり、ガンホーやコロプラ、KLab、モブキャストといったゲームコンテンツ配信会社の時価総額が押し並べて拡大しています。

     一方でゲーム以外のコンテンツの配信事業者、アプリ会社としてかつて時価総額を高めたMTIやザッパラス、ミクシィなどは時価総額が低迷傾向にありま す。スマホへの対応の過渡期にあったりSNSの先駆者ながらFACEBOOKやTwitter、LINEなどの勢力に押された結果の評価ダウンが見られた りと背景は様々ですが、時価総額の水準からは巻き返しもありかと期待されます。

     先日訪問した音楽などのモバイルコンテンツの配信会社MTI(9438・会員数794万人)ではヘルスケア事業部で女性向けの健康情報(ルナルナ)を配信するなどユニークな展開を見せています。
     そのヘルスケア事業部の若い担当者との1時間余りの面談はなかなか面白いものがありました。
     彼らは遺伝子検査サービスを来春より開始するとの発表を9月18日に行っています。この事業には同社の前多社長も相当に力を入れているとこの担当者は話してくれました。
     日本の最大手の遺伝子検査会社と提携して、1キット9980円でサービス提供することとなったというのです。
     ネットで検査キットを購入し届いたら検査申し込みをして試料を採取して返送する。その後、結果をインターネット上のサイトで見る仕組み。ネット関連企業ならではのサービスではありますがこれまで高額だった遺伝子検査を普及価格帯で提供できるに至ったことの意義は大きい。
     一般消費者向けに、がんの遺伝子検査キットの販売と検査結果をWEB上で提供するのは、同社がはじめての試みです。同社は「誰もが長生きできる社会の実 現に貢献する。」を企画コンセプトにサービスを開始します。遺伝子検査で自らの体質の確認をして生活習慣の改善を促すこと、がんの予防に役立つサービスを 提供することが目的となります。
     当面は9980円で12種類の疾患への検査サービスを提供しますが、更に5000円程度で付加的サービスとして22の疾患への検査サービスを行うほかその他の追加課金候補としていくつかの疾患アイテム向けの検査サービスを提供予定しています。
     受検者には検査結果が送られますが、そこには病院・検診紹介(広告・アフィリエイト)や自社で展開する医師相談サービスのカラダメディカ、カラダフィット(活動量計)の告知がされます。

     健康サービス「カラダメディカ」では健康データを見える化してデータに基づいた医師からのアドバイスを受けられるサービスを提供する予定。スマホで健康を得るシステムの提供というのは先進的。来春からのビジネス展開に注目したい。

    MTI(9438)
    時価:1030円 時価総額:137.7億円

    (炎)

    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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