なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
(有料メルマガ第35回・2009/8/25配信号)
(前略)
株式投資を行っていくとき、まず準備しておかなければならないものに「自分なりの投資ルール」があります。株式投資のやりかたは投資家ごとに違うし、リ スク許容度も違うので、それぞれの投資家の投資手法によって、適した投資ルールが違います。全部の投資家に共通しているルールもありますが、それはほんの わずかです。
(中略)
投資家には、けっこう自分が守れもしない投資ルールを作って得々としている場合が多いように感じられます。自分が守れない投資ルールには、何の意味もあ りません。自分が守れる投資ルールを作っておくことが、一番大事です。あまり意識していない投資家も多いようですが、最初から自分に守れないルールを作っ ても意味がありませんし、当然のことに効果はありません。その点は、肝に銘じておくべきだと考えます。
(中略)
企業などでは対外的な言い訳のために、絶対守れないルールを作っている場合もあります。しかし、自分のお金を投入して相場に参加するならば、きちんと自分の守れるルールを作る必要があると考えています。
やってみればわかりますが、自分が決めたルールであっても守るのは難しいです。私も自分の決めたルールを守ろうと、日々、悪戦苦闘しています。最後に生 き残れるのは自分で決めたルールをきちんと実行できる克己心が強い投資家だと思っているからです。それこそが、勝てる投資家の姿だと私は信じています。
(中略)
どのような投資家にとっても絶対必要で、必ず決めておかなければならないルールは、資金管理のルールだと考えています。自分が株式投資に使用しても良い と決めた金額以上に投資資金を増やさないという絶対ルールです。金額は投資家それぞれの経済環境や資産背景によって違います。この額は自分で決めるしかあ りません。しかし決めたならその投資額を、確実に守らなければなりません。
(中略)
相場の世界では、「資金管理」が生死を分けることにつながると思っています。なぜなら、欲が資金管理のルールを破らせるからです。恐怖がルールを守らせないのです。一度崩すと、一度の例外のはずが次の例外を生み、損失に歯止めがかからなくなります。
ルールは破った瞬間にルールではなくなってしまいます。特に、資金管理のルールをあいまいにしてルールを破り続けていると、いずれマーケットから強制退 場を命じられることになるでしょう。自分の決めた資金管理のルールを守る克己心。その克己心のほかに自分を守る術はないのです。
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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