なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
(有料メルマガ第43回・2009/10/20配信号)
【前略】
株式投資の目標を正しく認識しておくことは大事なことです。
いままで書いてきた本やコラムなどの中でも、株式投資で稼いだお金で何を実現したいのかという究極の目的(=自分のミッション)をしっかり認識しておく ことが、面白すぎる株式投資に溺れて、自分を見失い、過大なリスクを背負って財産を失ってしまうという本末転倒の結果を防ぐための良い手段であることは述 べてきました。
しかし究極の目的を達成するためには「株式投資を行うことで、資産を増やしていくことが大事で、全ての投資銘柄で利益を上げることが大事ではない」という目標も正しく認識しておくことも大事だと思います。
なぜならば資産を全体で増やしていくということを忘れてしまって、「投資したすべての株で損をしない。」このような愚かな投資ルールを作って、私は10 年以上も無駄に時間を浪費し続けていました。すべての株で損をしないことより1勝9敗でも、1勝で増やした資金が、9敗の損した(=減らした)資金の合計 より、ずっと大きければ、当たり前のことですが、資産は増えていくのです。
大事なことは資産運用では野球のように勝率を争うものではなく、具体的に増やした金額合計で成果を考えるべきものなのだということを意識して実行できていなかったことは、私の大きな反省材料でした。
資産残高全体で増やしていくことを重要視すべきである。投資した全ての個別銘柄で利益を上げることを自分の投資の目標と勘違いしては勿体無い。時間の浪費になる。このことを本日のコラムでは強調しておきたいと思います。
【以下次回】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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