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いきなりの下落からスタートした株式相場
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いきなりの下落からスタートした株式相場

2014-01-11 07:30
    休み中のNYダウの下落、円安の一服などから大発会相場はいきなりの2.35%の下落でスタートした日経平均ですがその原因はファーストリテイリングの 下落によるところが大きく、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り、むしろ明るいスタートとなったというべきかも知れません。

     日経平均は一部の銘柄の変動に左右されていますので、今年も注意したいところです。メディアは引き続き日経平均を株式相場の動向を示す指標として私たちに語りかけがちですので、私たちはそれに惑わされずにいきたいところです。

     個別株には本日ストップ高銘柄も見い出せます。
     昨年末からの仕掛けが入っていた銘柄には特に勢いが見られます。

     私がウォッチしている銘柄の中では社会インフラシステム構築に絡むアドソル日進(3837)は異色です。3分割落ちで700円割れまで下落していた株価は本日3日連続のストップ高となり、終値は1304円。直近のボトム675円からは93%の値上がりです。

     これで時価総額は60億円前後ですが、今期の予想経常利益2.5億円に比べてはやや割高感が出て参りますが、将来の成長を先取りしての評価だと理解されます。

     株式市場では足下の業績だけではなく将来性を評価した株価形成がなされます。こうした思惑をはらんだ展開でキャピタルゲインを得た投資家は新たな相場に挑戦する原資を得ることになります。

     常識外れの展開から得る利益が1月相場のポイントと言えるでしょう。

     NY株の動向には留意しておきたいところながら、全体相場は良い押し目を入れたと見たいところです。個別銘柄の値上がりが皆さんにとっては力になりま す。キャピタルゲイン課税の10%から20%への引き上げで売却の際に手元に残るキャッシュが減ってしまうなど慣れが必要となりますが、様々な出遅れ銘柄 への物色気運が高まるとの期待がまだスタートしたばかりの市場には残っています。

     昨年の5月高値と比べ、まだ低水準な銘柄もまだまだ多く、業績の進捗と比べながらの物色気運が高まるとの期待が高まる余地があります。

     また、第3四半期決算の発表が今月から来月にかけての焦点となります。

     ネガティブな情報とポジティブな情報を眺めながら個別銘柄投資のリスクに挑戦する新たな投資家の登場が期待されます。

    (炎)

    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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