有料メルマガ「石川臨太郎の生涯パートナー銘柄の研究」より、特別に本日配信のコラムを掲載します。

 石川臨太郎が現時点に於いて、株式投資に必要な心構えや、具体的な行動を示唆しております。どんな経済危機や天災があろうと、専業投資家として生き残ってきた石川臨太郎の神髄をご堪能下さい。

 なお、一部掲載銘柄については実名ではなくアルファベット表記としておりますが、ご希望の方は今回に限り特別に最新有料メルマガをお読みいただけます。こちらはもちろん実名銘柄表記となっておりますので、今後の銘柄選びの参考となること請け合いです。

 申込方法は文末をご覧下さい。

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― 株で大勝ちできても、サラリーマンを辞めないで、サラリーマンを副業としてつづけながら投資で稼いでいくほうが、専業投資家として独立するより圧倒的に優れた人生戦略だと信じています ―

 本日は、最初に株価の乱高下に耐えられる安定的な収入基盤を作ることも大事だということについて述べたいと思います。生活費の不安がない状況で株式投資を行うことは精神的な余裕を持って戦えることを意味しており、戦いに勝ち易い状況であると考えられます。

 株で稼がないと生活できないという追い詰められた精神状態では、踏みとどまるべき時に踏ん張りがきかず、せっかくのチャンスに株をホールドすることが出来ずに、損失を確定してしまう羽目に追い込まれる可能性も高くなります。

 最近、私がサラリーマンを辞めた時代と同じように、株で億の資金を作って喜び勇んで専業投資家になる投資家さんが増えてきました。株で大勝ちできた能力は素晴らしいことだと思います。

 しかし私と同じ時期に株で大きな資金を作って喜び勇んで専業投資家に転身した人々の、その後の状況を見ていると、それほど華々しく活躍できている人は少ないようにも感じます。相場はどんなに才能のある人にとっても厳しいものであるということを痛感させられます。

 私は、

『株式投資で稼げたのは私の投資能力が高かったわけではなく<運も実力のうち>ということもあるが、私にとっては<運が実力のすべてだ>』

と考えていた人間です。

 『株で稼げたのは運が良かったからであり、自分の投資の能力のためではない』

と分析していたので、投資以外で安定収入を得る方法を常に考えて、見つかると実行してきました。

 私は51歳でサラリーマンを辞めましたが、それまでに公的年金ばかりではなく、私設年金にも投資していました。

 どんなに株式市場の環境が良くて、全額株式に再投資したほうが有利だと感じていても、投資環境はいつ大きく激変するか分からないので安全策も取ってきたわけです。

 私がいつも考えているのは、51歳までしかサラリーマンを続けられなかったのは、ちょっと残念だった。サラリーマンを定年まで勤め上げた人は人生の勝利 者だ。そのように考えています。サラリーマンを60歳まで続けることが出来た人は年金長者になっている可能性が高いからです。

 ただ私がサラリーマンを辞めたのは自分の決断であり、公的年金としては厚生年金から国民年金に切り替えて払い込みは続けたし、私設年金も拡充しました。 特に株式投資で大きく利益を上げられたときは、私設年金の掛け金を一括で前払いしてきありして年金の獲得額を増やすような努力をしてきました。

 株など投資のおかげでサラリーマンを辞めた後も生き抜くことができたわけで、私にとって投資、特に株式投資は希望でした。いまでも希望でありつづけており、感謝しても感謝したりない存在です。

 しかしすでに株三昧の生活に入り早やくも9年目に入りました。寝ては株、覚めては株という株ジャンキーとしての生活を続けてきて、旅行に出ても株価の動きが気になるという末期的な禁断症状がでるようになってからも、すでに長い時間がたちました。

 老後を楽しく生きるためには、この株中毒症状から抜け出さなければならないので、ほぼ平日4日は市場が開いている間に温水プールに出かけることにしています。

 株価が動いているのに、株価が見られず売買をしようがない状態に自分を置いて、禁断症状が出ないように体質改善を図っているわけです。

 プールのなかで教室に通っているので、プールまで通う時間や着替えの時間、サウナやジャグジーバスにつかる時間を勘案すれば2時間30分程度は株から強制的に隔離する強制治療となっています。

 それで効果はあったかというと、なかなか効果は出てきません。自宅に帰りつくとお昼も食べないで、パソコンのスイッチを入れて株価の確認をするような状況です。

 数か月間の豪華客船の旅なんて、まず不可能な感じです。3泊4日の国内旅行さえ禁断症状で震えます。妻は鬼無里とか栂池とか玉川温泉とか山や秘境をト レッキングする旅行が好きなので、携帯電話の電波も届かず、株価は確認できないし、日経新聞も手に入らない場所が多いです。

 玉川温泉の売店で日経新聞を買えた時は、うれしくて震えました。情けないやら笑えるやらで、これじゃ~老後をエンジョイできないと考えて、株ジャンキー生活から抜け出すための自己努力を続けて行きたいと思っています。

 でも、つくづく思うのですが『サラリーマンが企業の奴隷なら専業投資家は相場の奴隷です』ということです。

 企業と相場市場、どちらのご主人様が奴隷にやさしいかと尋ねれば、企業というご主人様のほうが法律もあって、それなりに奴隷に気を使ってくれてくれるので、良いご主人様だと感じます。

 『サラリーマンがつらいから会社を辞めて専業投資家になります。』というのは例えて言えば『体が弱いのでサラリーマンを辞めて、K1の選手になります。』というのと同じくらい危険な選択だと、いまでは非常に強く感じています。


 それでは、投資対象銘柄の話をしたいと思います。

 いままで研究銘柄の候補として取り上げていた銘柄は、大きく上がりだしてしまったり、少し上がっても利喰いで大きく下げてしまったりで、研究銘柄にするのは、少しためらわれる状況の銘柄が多くなりました。


<大きく上げてしまった銘柄>

〇ファルテック
 急速に上げて、乱高下が始まってしまいました。どちらに動くか分からないところが怖いです。

ファルテックの株価のチャートです。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=7215&ba=1&type=3month

〇B社

B社のチャートです。
(URL省略)

〇C社

C社のチャートです。
(URL省略)

〇D社

D社のチャートです。
(URL省略)

〇E社

E社のチャートです。
(URL省略)


 研究銘柄のレポートの中で、日産系の自動車部品メーカーの株価が順調に上げているので、本日はアルファを選びました。

 今週アルファとどちらにするか選択に迷った銘柄は、自動車関連と共に株価が上げるものが多いIT銘柄で、優待を新設した上に、今期は増配することを示したF社です。

〇F社

F社の2014年3月期の決算短信です。
(URL省略)

F社の優待新設のIRです。
(URL省略)

F社の株価のチャートです。
(URL省略)

 F社は、優待新設のIRがでて大きく上げた後、下落傾向となっていますが、配当優待利回りに魅力があるキャッシュ・リッチな企業です。
 同社は、ITシステム運用分野に特化したソフトウェアの開発・販売事業を行っており、30年以上の実績があります。
 2014年1月には、F社グループに株式会社G社が加わり、ユーザーのビジネスプロセスとワークスタイルのさらなる変革を支援するクラウドコンピュー ティング・ビッグデータ・グローバル市場等のより幅広い事業領域において、製品、サービス、販売網を拡充し、更なるビジネス展開の強化を図っています。

 どのような厳しい経済環境の中にあっても成長を続けてきたITシステム運用のノウハウと、開発思想を存分に活かしつつ、時代の変化に柔軟に対応し、着実な成長を目指せる企業だと考えています。

 F社のように自社のオリジナル製品(パッケージソフト)の開発・販売・サポートをメインに手掛ける企業と、取引先から依頼されたシステムの開発のみを行う企業では、大きくビジネスモデルが異なっています。

 自社製品を持つ企業では、優れたプロダクトを開発することができれば、同じものをいくつもの会社に販売することが可能です。そのため、自社製品を持たないソフト会社に比べて利益率も高く、安定した顧客を獲得できる可能性も高いです。

 特にF社の場合、情報システムの基盤となるサーバやネットワークを運用管理するパッケージソフトを主力製品としているため、顧客のリピート率も非常に高いことが挙げられます。また導入先となる企業も、日本を代表するような大手が中心という点でも魅力があります。

 自己資本比率64.5%です。2014年6月20日の終値2305円(⇔3,827,927株)で計算した時価総額は88.3億円です。決算短信発表時の自己株式は株数に含めず計算しています。

 2014年3月末の現金性資産は大きいです。

〇現・預金56.0億円+短期有価証券15.0億円+投資有価証券16.8億円=87.8億円

 全ての負債(=流動負債+固定負債)28.7億円ありますが、受取手形及び売掛金が13.3億円あり、十分に魅力的はキャッシュを持っています。

 2015年3月期の一株利益予想が232.50円で、PERが10倍以下に下げてきたので、研究銘柄にすることを検討したのですが、株価がどのあたりまで下がってからリバウンドするか見極めてから研究銘柄にしたほうが良いと判断して、今回はアルファを選びました。


<株価が低迷したままの銘柄>

〇H社

 H社は2000円をいったん割り込み2000円前後で動いているので、もう少しリバウンド傾向がはっきりすれば研究銘柄にしたいと考えています。

H社の株価のチャートです。
(URL省略)

〇I社

 I社は6月にも配当が出るし、自社株買いもまだ続くので良い研究銘柄候補だと考えていましたが、6月20日に突然50円も下落したので、研究銘柄にするのを待つことにしました。

I社の株価のチャートです。
(URL省略)


<新四季報を見ていて有望だと感じた研究銘柄候補 2銘柄>

 優れた技術を持つ高配当の小型株として、J社とK社も研究銘柄候補として挙げておこうと思います。

〇J社

J社の2014年3月期の決算短信です。
(URL省略)

J社の株価のチャートです。
(URL省略)

〇K社

K社の2014年3月期の決算短信です。
(URL省略)

K社の株価のチャートです。
(URL省略)


 私がコラムに書いている銘柄は、上がるかどうかは分からないけれど、上がる確率が高いのではないかと、私が考えている銘柄です。

 例えば、5月20日配信の研究銘柄はアルコニックスでした。

 そしてコラムで触れた銘柄群は、TPR、ファルテック、江守グループホールディングス、三共生興、因幡電機産業、シークス、サンデー、オーエムツーネットワーク、ファースト住建、JALUX、オーハシテクニカなどでした。

 いま勢いよく上げだした銘柄で、今後も上がりそうだという銘柄も、研究銘柄の候補を含めて11銘柄も書いています。それだけ迷いも多かったけれど、上げそうな銘柄も多かったのです。


☆以下、5月20日の株価と6月20日の株価、上昇率または下落率、そしてチャートで確認したいと思います。

〇研究銘柄のアルコニックス

5月20日の株価 2174円
6月20日の株価 2613円

上昇率または下落率 20.19%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=3036&ba=1&type=3month

〇TPR

5月20日の株価 1826円
6月20日の株価 2441円

上昇率または下落率 33.6%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=6463&ba=1&type=3month

〇ファルテック

5月20日の株価 3750円
6月20日の株価 4940円

上昇率または下落率 31.7%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=7215&ba=1&type=3month

〇江守グループホールディングス

5月20日の株価 1698円
6月20日の株価 1925円

上昇率または下落率 13.4%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=9963&ba=1&type=3month

〇三共生興

5月20日の株価 373円
6月20日の株価 406円

上昇率または下落率 8.8%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=8018&ba=1&type=3month

〇因幡電機産業

5月20日の株価 3095円
6月20日の株価 3320円

上昇率または下落率 7.3%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=9934&ba=1&type=3month

〇シークス

5月20日の株価 1554円
6月20日の株価 1781円

上昇率または下落率 14.6%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=7613&ba=1&type=3month

〇サンデー

5月20日の株価 909円
6月20日の株価 990円

上昇率または下落率 8.9%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=7450&ba=9&type=3month

〇オーエムツーネットワーク

5月20日の株価 822円
6月20日の株価 870円

上昇率または下落率 5.8%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=7614&ba=9&type=3month

〇ファースト住建

 5月27日に業績下方修正が発表され、この日のコラムに書いた銘柄では唯一の下落銘柄となりました。

5月20日の株価 1422円
6月20日の株価 1325円

上昇率または下落率 6.8%の下落

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=8917&ba=1&type=3month

〇JALUX

5月20日の株価 1076円
6月20日の株価 1169円

上昇率または下落率 8.6%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=2729&ba=1&type=3month

〇オーハシテクニカ

5月20日の株価 836円
6月20日の株価 984円

上昇率または下落率 15.0%上昇

株価のチャート
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=7628&ba=1&type=3month


 しかし、投資対象として魅力的な銘柄はいくつもありますが、私が一番努力して力を入れており、購読者の皆さんの考える材料として役立てていただけるのではないかと思っているのは、コラムの内容の方です。

 銘柄情報よりも何倍も高い付加価値の高い利用できるものにしたいと、一番時間を費やしてあれこれ深く考えて、うまくお伝えすることができるかどうか試行錯誤しながら書いている部分です。

~~~~~~~~

『アベノミクスは少し足踏みをしていますが、いま日本は大きな変化の時代に
あるということを感じている購読者の皆さんは多いと思います。

 現在は、日本ばかりではなく世界中が大きく変化しています。本当に変化の激しい時代です。株価も大きく乱高下していますが、株価が大きく上下に動くということは安く買う、または高く売るチャンスの時でもあると考えています。

 つまり、変化の大きい時は株式投資にとってもチャンスの時ですが、人生にとっても変化の時代はチャンスの時代だと思います。

 いままではデフレに苦しめられた時代でしたから、お金も現・預金で置いておくのが一番良い資産を守る方法だと言われていました。しかしそのような厳しい時代でも、株式投資で大きく資産を増やした投資家がたくさんいます。

 しかしこれからはインフレがやってくるかもしれません。安倍政権も黒田日銀も穏やかなインフレを求めて政策を実行しています。

 つまり、いままでとは大きく違うインフレ時代が到来するかもしれません。この変化をうまくとらえることができる人にとっては、これからは大きなチャンス の時代になるかもしれません。この変化を、私たちに「お金と自由」を与えてくれるチャンスを提供してくれているのだと、前向きにとらえることを皆さんにご 提案したいと思います。

 まず自分の意識を変えて、変化を前向きに歓迎できる意識を持ちましょう。

 バブル崩壊からもう20年以上たってしまった日本に、やっと回復の兆しを感じ始められるようになったこのごろです。

 さて、私たちはどうやって生き延びたらいいのでしょうか。

 答えはもう出ています。自分を変えればよいのです。
 まずスタートはこれです。

 何も恐れることはありません。今までのやり方が通用しなくなる可能性が高くなりました。いままで良い時代だったと思っている日本人は少ないと感じています。

 安倍政権になる前は失われた20年以上だと言われていました。2012年11月から、変化がスタートしました。だから世の中どう変わったかをよく見極め、それに合わせて自分も変化していきましょう。変化はどんな時代でも進化となりえます。

 自分を変えるためには「ああなりたい、こうなりたい」というような大きな夢が必要になります。ここでは、変わるために必要不可欠な「目的(=ビジョン)と目標」について考えたいと思います。まずは目的と目標についての定義づけをしておきましょう。

 私は、目的を夢やビジョンのようなものだと考えています。そして、目標とは、目的に到達するまでのそれぞれのポイント=数値化できるポイント=だと考えています。

 例えば、美しくなるために1ヶ月後に10キロやせようという場合、目的は「美しくなる」であり、目標は「1ヶ月後までに10キロやせる」、そのためには「5日後までに1キロやせる」「10日後までに3キロやせる」など、数値化できるものになります。

 それでは、あらためて目的(=ビジョン)と目標について考えたいと思います。

 例えば、登山家が自分の登山家としての夢を実現するために、憧れのエベレストに登頂するという目的(=ビジョン)を描いたとします。そのためにはどんな準備をして実現を目指すのでしょうか。

 エベレストのような高峰を征服するには綿密な準備が必要ですが、何はともあれ、まずは“いつ”登頂するかという最終期限を決めましょう。この最終期限、とても大切なことなんです。「散歩のついでにエベレストに登ってしまう」ことはないわけですから。

 夢をかなえるにはまず夢を具体的に描き、最終期限を決め、その最終期限までにどんな準備をするのかをゴールから逆算して決定していくことが必要です。そ して、それぞれの区切りの点=目標になります。いつまでにメンバーを募るか。いつまでに所持する設備を決定し、いつまでに購入し、どのようにエベレストに 運び込むか。その資金はどうするか。自分の体力はどのように鍛えていくか。訓練はどのように実施していくか。私は登山をしたことがないので詳しくは書けま せんが、超えなければならないハードルがたくさんあることぐらいはわかります。このハードルを越える期限をひとつずつ目標として計画に落とし込んでいくの です。

 繰り返しになりますが、何か事を成そうと思うなら、まずは目的=ビジョンを明確に描き、そのビジョンを具体化するための目標を決めてください。はじめに ゴールを決め、いつまでに何をすればいいのかをゴール近くから設定していくことがゴールに一番早く到着するコツなのです。

 目的は夢のゴールです。そして、目標はゴールに到達するための通過点ということになります。何をするにしても、まず夢(=ビジョン)ありきです。夢がなければ行動することはできません。当たり前のことですが、とても大事なことでもあります。

 何のためにその夢を達成したいかを明確にしておくのも大切です。何故、その夢を達成したいのか、その動機をしっかり把握しましょう。そして、忘れないように、心に刻み込むためにその夢を紙に書きましょう。また常に頭の中でゴールに立っている自分をイメージしましょう。

 しっかり動機づけをして明確に描いたビジョンであれば信念が生まれてきます。そして信念は勇気を呼び起こしてくれます。高い望みや大きな夢には困難がつ きものですが、どんな困難も、夢の実現のために乗り越えてみせるという信念と勇気、そしてそれが情熱にまで高まることで解消できます。すべての夢は具現化 していくのです。

 まず大きな夢を描きましょう。自分がワクワク楽しい人生を生きるための大きな夢、高い目標を描きましょう。

 さて株式投資に話をもどします。
 株式投資にも目的が必要だということを何度もこのコラムで書いてきました。購読者の皆さんはご自分が株式投資をする目的をしっかりと持っておられると思うので、ここでまた繰り返すことはやめておきます。

 株式市場でも変化の嵐が吹き荒れていますが、人生の嵐に比べるとコップの中の嵐のように小さい嵐だと感じます。

 そして自分の投資を変化させることは自分が判断をして、決断し実行することで、可能となります。

 2014年もすでに5か月が経過しました。ご自分が年初に描いた投資目標には近づけているでしょうか。私自身の運用成績は去年と比べると厳しいと感じま す。これは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用方針が6月にも変わることを期待しての我慢の代償だと考えて耐えていることは、何度かこのコ ラムで書いてきました。

 GPIFの変化は大きなチャンスです。変化がくることを予測しての変化の苦しみだと考えて自分の投資銘柄を変える努力をしています。

 しかし、どんな時代でも業績が良くなっていく低PER銘柄に投資すると、投資成果がついていることが多いです。需給に大きく影響を受けるために、すんな りと思惑通り株価が上がることなどありません。しかし何を信じるかといえば、その企業の収益力を信じることが出来るかどうかが一番の重要事項です。いまは 業績(=増収増益でPERが低くなっていること)が良くなっている企業の株価が安くなり、高配当利回りになっているものが多いです。多くの企業が決算発表 をして、それらの企業の業績や収益力が確認できました。あとはどの銘柄に投資すべきかを自分が判断し、決断し、実行することが求められているわけです。も ちろん投資をしないという決断もあり得ます。


~~~~~~~~

 以上は5月20日のコラムに書いたことの一番大事な、私が購読者の皆さんにお伝えしたかったメッセージの部分です。

 繰り返しになりますが、投資対象銘柄を参考にしていただくばかりではなく、コラムの内容の方も購読者の皆さんの考える材料としてアレンジしていただき、上手に活用していただければうれしいな~と考えながら力を込めて書いています。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎




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