有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=「自分の欲望をコントロールする能力が死命を制する」=
  (有料メルマガ第241回・2013/8/20配信号)

※注 2013年8月現在の内容ですので留意下さい。

 大抵の投資家が投資で大きな損失を被る真の原因は、自分の強欲を制御しきれずに、投資を投機に変化させ、それに気付かないときに想定以上の相場の変動の大波をかぶり、損を拡大してしまうときに起こります。

 自己コントロールの出来ない投資家は、損を取り戻そうとして、より危険な投機を実行し、回復不能の損失を負ってしまうことも多いです。

 投資で回復不能な巨額の損を負わないためにリスク管理が求められますが、どのような立派なルールを作っても、そのルールを破る自分がいては、リスクを管理することは出来ません。

 これまでのコラムでは、何度も株式投資を行って、それなりの成功を収めて大過なく生きのびていくためには、自分の強欲振りや臆病ぶりを把握しておくことも大事だということを書いてきました。

 過去に株式投資を実行したことがある人なら、自分の強欲が、いかに投資の成果を低めたかを、理解することが可能だと思います。

【中略】

 全ての投資家に当てはまるわけではないでしょうが、30年以上個人投資家として株式投資を行なってきた、私の負のパターンや私の目にしてきた投資家の負のパターンを、知っているのは良いことです。このパターンについてはまた別の機会に書いてみたいと思います。

 自分で経験するのも大事ですが、人の振り見て我が振りを直すのは、より賢い方法だと考えています。私は自分を含めいろいろな投資家を見てきましたが、儲けられない投資家のパターンには似たものがあります。

 今日は、他人のアイディアを利用するときに注意すべきことにも、少し触れてみたいと思います。

 自分の決断で投資せず、他人の意見に依存して投資している投資家がけっこういます。本来ならば他人のアイデアを借りることは大事です。自分だけで考えた投資のアイデアの数は限られてしまいます。いろいろな有益な他人のアイデアを借用することは貴重なことです。
(次回に続く)

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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