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全体相場がそうであるように個別株にもシナリオを描くことは可能です。
前号の本メルマガで私は創薬ベンチャーを取り上げてみました。その多くは株価の下落トレンドの中にあって下値を模索しています。
その中で典型的なアンジェスMG(4563)その他を取り上げておきましたが、その相場シナリオを本日は改めて描いてみました。
●アンジェスMG(4563)
時価:298円 直近安値288円=新株予約権行使価格
直近高値562円(ファイナンス換算)から47%下落した株価水準。
遺伝子治療薬コラテジェンの開発を推進。希少薬や難病主体のR&D。
上場後300億円近い研究開発費を投入し開発を推進してきました。
2002年9月の上場で上場後の高値は分割換算で2003年2月の5595円。その後基調としては下落トレンドを継続。2013年5月高値は1589円。2014年5月安値280円。その後6月に562円(実際は650円台)をつけたが、再び下落トレンドを描く。
ライツオファリングで株主割り当ての新株予約権3240万株分を発行しましたが、25日現在の行使株数は1,544万8,882株(行使率 47.68%)で調達資金は約44億円となりました。29日までの実質行使期間で最終的にはもう少し行使される可能性があります。既存株主が持ち株を売却 して割り当て分行使した方、持ち株を保有したまま行使も行った方、売却し放棄もした方、とが入り交じっての結果ですが、週末の株価は298円に戻り、行使 価格よりも上回ってきましたので最終結果は50%を上回るものと期待されます。
同社は日本の創薬ベンチャーの老舗であり、日本の改正薬事法による早期開発の制度的恩恵を最も受けやすい企業として今後の1,2年の開発進捗が期待され ています。国内での開発進捗に続いて米国での第III相開発が進みますので、2016年以降の業績黒字化、2020年以降の大幅な業績拡大に期待がもたれ ています。
創薬ベンチャーの全面高局面時(2013年前半)に37万5000円(その後2分割、100分割を実施)をつけましたが、その後の大幅な株価下落を見 せ、今回9月24日の288円の安値まで売られてしまいましたが、ライツオファリングに伴う株価であり、今後は徐々に前向きな評価がなされるものと考えら れます。なおも売り物に押される展開を想定する向きもあるでしょうが、既に相応の株価水準となっていますので私は以下の前向きなシナリオを描いています。
【中期想定シナリオ】
1)288円から309円での底固め期(現状)
2)300円から350円までの上昇トレンド第1期(11月末まで)
⇒全体相場調整の中での逆行高局面
3)320円程度までのミニ調整期(12月末まで)
4)320円から450円までの上昇トレンド第2期(3月末まで)
⇒国内でのコラテジェン医師主導臨床第III相試験の進捗状況の確認
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
前号の本メルマガで私は創薬ベンチャーを取り上げてみました。その多くは株価の下落トレンドの中にあって下値を模索しています。
その中で典型的なアンジェスMG(4563)その他を取り上げておきましたが、その相場シナリオを本日は改めて描いてみました。
●アンジェスMG(4563)
時価:298円 直近安値288円=新株予約権行使価格
直近高値562円(ファイナンス換算)から47%下落した株価水準。
遺伝子治療薬コラテジェンの開発を推進。希少薬や難病主体のR&D。
上場後300億円近い研究開発費を投入し開発を推進してきました。
2002年9月の上場で上場後の高値は分割換算で2003年2月の5595円。その後基調としては下落トレンドを継続。2013年5月高値は1589円。2014年5月安値280円。その後6月に562円(実際は650円台)をつけたが、再び下落トレンドを描く。
ライツオファリングで株主割り当ての新株予約権3240万株分を発行しましたが、25日現在の行使株数は1,544万8,882株(行使率 47.68%)で調達資金は約44億円となりました。29日までの実質行使期間で最終的にはもう少し行使される可能性があります。既存株主が持ち株を売却 して割り当て分行使した方、持ち株を保有したまま行使も行った方、売却し放棄もした方、とが入り交じっての結果ですが、週末の株価は298円に戻り、行使 価格よりも上回ってきましたので最終結果は50%を上回るものと期待されます。
同社は日本の創薬ベンチャーの老舗であり、日本の改正薬事法による早期開発の制度的恩恵を最も受けやすい企業として今後の1,2年の開発進捗が期待され ています。国内での開発進捗に続いて米国での第III相開発が進みますので、2016年以降の業績黒字化、2020年以降の大幅な業績拡大に期待がもたれ ています。
創薬ベンチャーの全面高局面時(2013年前半)に37万5000円(その後2分割、100分割を実施)をつけましたが、その後の大幅な株価下落を見 せ、今回9月24日の288円の安値まで売られてしまいましたが、ライツオファリングに伴う株価であり、今後は徐々に前向きな評価がなされるものと考えら れます。なおも売り物に押される展開を想定する向きもあるでしょうが、既に相応の株価水準となっていますので私は以下の前向きなシナリオを描いています。
【中期想定シナリオ】
1)288円から309円での底固め期(現状)
2)300円から350円までの上昇トレンド第1期(11月末まで)
⇒全体相場調整の中での逆行高局面
3)320円程度までのミニ調整期(12月末まで)
4)320円から450円までの上昇トレンド第2期(3月末まで)
⇒国内でのコラテジェン医師主導臨床第III相試験の進捗状況の確認
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)