私も過去の自分のブログを見てみましたが、2011年から発表するたびにブログに書いているようです。
やれやれ、中長期試算 2011.01.22(Sat)
http://mlplanning.co.jp/blog/2011/01/post-27.html
経済財政の中長期試算 2012.01.27(Fri)
http://mlplanning.co.jp/blog/2012/01/post-342.html
経済・財政の中長期試算 2012.09.11(Tue)
http://mlplanning.co.jp/blog/2012/09/post-376.html
財政経済諮問会議の内容~その2 2014.02.27(Thu)
http://mlplanning.co.jp/blog/2014/02/post-415.html
という感じです。
つまり、この試算は過去何年も繰り返されているのですが、はっきりと言えることは、
試算しているほどの良い結果が出たことが無い
ということに尽きます。
いつも突っ込みを入れていますが、今回も名目成長率が3%以上、物価上昇率を2%程度の想定にしていますが、これはたぶん実現不可能でしょう。
その実現不可能な想定をしても、2020年までのプライマリーバランスの達成は不可能(2020年でGDP比-1.6%)です。
既にプライマリーバランスの目標達成の困難さから、政府は
「プライマリーバランスの達成が困難でも、公債の対GDP比が減っていけば問題ない」
という議論にすり替えを図りつつあります。
ちなみに、この機会に過去の資料も見てみたんですけど、
平成13年に政府は赤字国債発行を30兆円以下を目標とし(来年度の予算案では37兆円の赤字国債発行)、2010年初頭にはプライマリーバランスを黒字化することを目標にしていました。
結局、社会保障(年金・医療・介護)制度改革を進めない限りは、財政健全化は遠いのです。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
http://www.mlplanning.co.jp/
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)