なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
(有料メルマガ第23回・2009/6/2配信号)
(前略)
私の好みになるのかもしれませんが、キャピタル・ゲインで3年分くらいの利益が得られる状況になっても、まず売らずに保有し続ける銘柄があります。それ は安定した事業基盤を持っていて、どのような経済環境になっても、安定的な収益を上げ続けることができると考えられる企業群です。
サービス業に多いですが、製造業でも消耗品を製造している企業、特にその商品が代替物(←競合製品)がほとんど無い消耗品である企業は、持ち続けることが多いです。
またT社のように圧倒的に参入障壁の高い製品の世界シェアトップ企業などは、コストゼロの株を作って、そのコストゼロの株だけは持ち続けることが多いです。
しかし最近の踏み上げ相場による株価急上昇で、T社の株価が急速に上昇をしているので、より割安な、今後の株価上昇率がより高いと期待できる企業の株に シフトするかの迷いは当然出てきます。この判断は投資家各自が自分の判断で投資行動を決定すべき事項だと考えます。他人の判断に引きずられると後で株価が 予想と逆に動いた時に、後悔することになるので、自分の判断で投資行動をとることが大事だと考えます。
消耗品企業を高く評価しているのは、多くの消費者が、生活を維持していくためには、その商品を買わざるを得ないからです。
R社の場合は特に優待が有利で、優待を利用して(家族でツアーの割引を使ってヨーロッパなどの海外旅行に行くと、投資元本をあっという間に回収できる可 能性が高い)配当や値上がり益以上の経済的効用を得ることが可能だからです。投資コストを回収しても、ず~っと優待のサービスが経済的効用を生み続ける限 り、売る必要性は感じません。
(中略)
K社のように市場シェア6割を占有している企業も、同様な企業だと考えています。
ただし株価が短期で2倍以上に高騰したときは、優待による経済的効用メリットがない企業については、一旦手放すという選択も、悪くはないと考えます。投資環境を良く把握して判断すべきだと考えています。
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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また、コラムでは、「『もしかしたら投資家の都合による需給が主な原因での株価の下げは、良い企業の株をバーゲン価格で手に入れるチャンスではないか』 と考えることを癖にしているけれど、『いつ買うかのタイミング』はとても難しい。」と題し、下げる理由が明確に見あたらないのに株価が低迷している優良銘 柄を見いだし、しっかりと注視し、時には打診買いを入れてみるなど、積極的な行動を取る必要性に言及しています。
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