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前々回のレオン自動機に続いて、銘柄研究です
今回は、日本セラミックです。
マイナーな銘柄ですので、なじみが無い方がほとんどだと思いますが
ホームページをみても、商品内容が良く分かりません。
セラミックというくらいですから、元々は陶器関連の業態だと思うのですが
創業当初から主力商品はセンサーになっています。
京セラもセラミックの会社ですので、時流に合わせて色々商品開発をしている
中でセンサーに強みを見出した企業なのかもしれません。
(調べたらセンサーにはセラミックが利用されているのが一般的なようです)
それでは、ここでいつもの通りこれまで投資クラブで重視している企業選択の
4つのポイントを確認してみましょう。
・売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社
・財務的に安定している会社
・ROEが高い会社
・多額の設備投資が必要でない会社
の4点を投資クラブでは重視しています。
1.売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社
平成26年12月期の売上高、売上総利益、当期純利益はそれぞれ
売上高 206億円
売上総利益 44.6億円(21.6%)
当期純利益 16.3億円(7.9%)
です。
製造業の多くは当期利益率が一桁前半の利益率ですので、超高収益体質とは言い難いですが一般的な企業よりも収益率は高いと考えられます。
2.財務的に安定している企業
自己資本比率は74.8%でメーカーとしては高い水準です。
借入金と現預金のバランスを見ていても、事実上無借金経営状態に近い会社で、財務内容は極めて良好です。
3.ROEが高い会社
平成26年12月期のROEは3.9%です。自己資本比率が高いことを考慮するとこちらも高水準です。
過去の数字を確認すると
平成23年12月 6.4%
平成24年12月 4.1%
平成25年12月 3.6%
23年12月期は特別利益(補助金収入)で利益が嵩上げされていることもあるので、3~4%台のROEが実力なんだと感じます。
これは投資家にとって到底満足のいく数字ではありませんので、ROEを高める施策が必要です。
それを意識してか、今期は自社株買いにも取り組んでおり、財務戦略も株主の方向を向いてきている様子はうかがえます。
4.多額の設備投資が必要でない会社
製造業なので、設備投資や研究開発に関しては気になります。
前期の数字では
営業キャッシュフローが20億円の黒字に対して、有形固定資産の取得が 20億円
前々期では
営業キャッシュフローが22億円の黒字に対して、有形固定資産の取得が 10億円
です。
今期は特に東京の事務所不動産購入で13億円を使っていますので、工場や設備に関する経常的な投資額はそこまで大きなものではないと思われます。
5.株価
現在の株価は1756円(9月9日終値)、予想PER25.52倍、
PBR0.94倍という水準です。
PERは安いとは言えない水準ですが、PBRでみると財務的な評価では安いとも見える水準です。
配当利回りも2.3%と低くはありませんので、長期で保有してROEの改善を辛抱強く待つ戦略が有効だと判断します。
6.その他評価
昨年社長が2代目に変わりました。まだ42歳なので、社長のやる気次第では変化が見られるのではないかと思います。
自社株買いなどの行為は、こうした変化の兆しかもしれません。
IRなどにもほとんど力を入れている様子が見られませんので、その辺りの変化があるだけでも評価見直しの対象に入ってくるのではないかと思います。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
http://www.mlplanning.co.jp/
無料で資産運用の相談をしてみたい方はコチラ
↓
http://abvom.biz/brd/archives/ahwxrr.html
具体的な老後資金のプランニングをしたい方はこちら
(9月はあと先着3名様受付限りです)
↓
http://abvom.biz/brd/archives/oqjjbm.html
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詳しくは http://mlplanning.co.jp/mail/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
今回は、日本セラミックです。
マイナーな銘柄ですので、なじみが無い方がほとんどだと思いますが
ホームページをみても、商品内容が良く分かりません。
セラミックというくらいですから、元々は陶器関連の業態だと思うのですが
創業当初から主力商品はセンサーになっています。
京セラもセラミックの会社ですので、時流に合わせて色々商品開発をしている
中でセンサーに強みを見出した企業なのかもしれません。
(調べたらセンサーにはセラミックが利用されているのが一般的なようです)
それでは、ここでいつもの通りこれまで投資クラブで重視している企業選択の
4つのポイントを確認してみましょう。
・売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社
・財務的に安定している会社
・ROEが高い会社
・多額の設備投資が必要でない会社
の4点を投資クラブでは重視しています。
1.売上に対する粗利益率、当期利益率が高い会社
平成26年12月期の売上高、売上総利益、当期純利益はそれぞれ
売上高 206億円
売上総利益 44.6億円(21.6%)
当期純利益 16.3億円(7.9%)
です。
製造業の多くは当期利益率が一桁前半の利益率ですので、超高収益体質とは言い難いですが一般的な企業よりも収益率は高いと考えられます。
2.財務的に安定している企業
自己資本比率は74.8%でメーカーとしては高い水準です。
借入金と現預金のバランスを見ていても、事実上無借金経営状態に近い会社で、財務内容は極めて良好です。
3.ROEが高い会社
平成26年12月期のROEは3.9%です。自己資本比率が高いことを考慮するとこちらも高水準です。
過去の数字を確認すると
平成23年12月 6.4%
平成24年12月 4.1%
平成25年12月 3.6%
23年12月期は特別利益(補助金収入)で利益が嵩上げされていることもあるので、3~4%台のROEが実力なんだと感じます。
これは投資家にとって到底満足のいく数字ではありませんので、ROEを高める施策が必要です。
それを意識してか、今期は自社株買いにも取り組んでおり、財務戦略も株主の方向を向いてきている様子はうかがえます。
4.多額の設備投資が必要でない会社
製造業なので、設備投資や研究開発に関しては気になります。
前期の数字では
営業キャッシュフローが20億円の黒字に対して、有形固定資産の取得が 20億円
前々期では
営業キャッシュフローが22億円の黒字に対して、有形固定資産の取得が 10億円
です。
今期は特に東京の事務所不動産購入で13億円を使っていますので、工場や設備に関する経常的な投資額はそこまで大きなものではないと思われます。
5.株価
現在の株価は1756円(9月9日終値)、予想PER25.52倍、
PBR0.94倍という水準です。
PERは安いとは言えない水準ですが、PBRでみると財務的な評価では安いとも見える水準です。
配当利回りも2.3%と低くはありませんので、長期で保有してROEの改善を辛抱強く待つ戦略が有効だと判断します。
6.その他評価
昨年社長が2代目に変わりました。まだ42歳なので、社長のやる気次第では変化が見られるのではないかと思います。
自社株買いなどの行為は、こうした変化の兆しかもしれません。
IRなどにもほとんど力を入れている様子が見られませんので、その辺りの変化があるだけでも評価見直しの対象に入ってくるのではないかと思います。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
http://www.mlplanning.co.jp/
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具体的な老後資金のプランニングをしたい方はこちら
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