買い手控え気分があるのは、まだこの先の展開に自信が持てないということもありますが、日本郵政グループ3社の大型上場が控えていて、換金売り等が見られることも背景になっているのかも知れません。
大方の見方では半値戻り水準(18927円)が当面の目標ですので、日経平均の伸びしろは、先週末の18291円に対して残り600円余り。それでも今週以降のNYダウやNASDAQ市場は戻り高値に挑戦しそうな感触ですので、多少は注目したいと思います。
これから起きると見られる相場変動は
1)半値戻り
2)一旦の調整
3)再びの上昇
4)年末前の税金対策のための調整
5)掉尾の一振(新春への期待)
となります。
当面は日本郵政グループ3社のブックビルディングと値決め段階での相場陽動、更には払い込みや上場までの相場への刺激、補正予算3,4兆円規模(場合によっては大型補正の可能性)の景気刺激策での投資マインド向上に至れば当局としては満足ではないでしょうか。
いよいよ11月4日の日本郵政の上場に向かって始動しているという感触が働きます。ここからは官製相場が演出されると言えるのかも知れません。
インデックスが半値戻りしようかという一方で個別銘柄はまちまちの動きとなっていますが、皆さんが保有されている銘柄はいかがでしょうか。
ここでは、中間決算の発表前で下落トレンドが続いた低PER銘柄を狙う潮流も現れています。
【炎の参考銘柄コメント】
低PER銘柄の平田機工(6258:時価961円)
類似企業のローチェが大幅に業績を上方修正したことで注目されそうな平田
機工(6258)の今後の動きに関心を持たれている方が増えてきているの
かも知れません。
850円での自社株買いを終えた同社の企業価値は高まっており、先週末は
高値965円まであって終値は961円となりました。
自社株買いで今期予想PERは6倍台に低下。PBRも0.4倍台に留まっ
ており、低PER、低PBR銘柄に関心が移る中で注目度は今週以降も高ま
るものと期待されます。
(炎)
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