あっという間のクリスマスです。歳を取るほどに1年は早いですね(苦笑)


 相変わらず愚痴ばかりのコラムで済みません。今年もありがとうございました。

 投資については小職なりに気が付いた事柄を書いておりますが、金融機関で投資銀行業務や商品組成をした経験から、投資家の皆様に注意して欲しい点を盛り込むようにしています。幾らかでもお役にたてていれば幸いです。


 金融商品でのボッタクリには気を付けて頂きたいものの、有価証券投資は他省庁が胴元をしている競輪や競馬、パチンコ、宝クジなどより遥かに公平で将来性もあり且つ合法的な投資です。
 最近では文科省がオリンピックにかこつけてスポーツクジを拡販しようと目論んでいますが、全くもって品性の無い連中です。スポーツ振興はオマケで、実のところ天下り先の資金獲得が最大目的なのですから。


 特に若い方に申し上げたいのは、シロアリ省庁の天下り先への寄付などは控え、少し我慢してお金を貯めた上でご自身の勉強を兼ねた投資を始めて頂きたいという事です。
 初期投資資金を貯めるのに最も適した時期は、働き始めて2年目辺りから結婚して子供が10歳頃になるまでの期間です。このご時世であれば25歳~40歳辺りでしょうか?

 早く始めれば始めるほど失敗しても取り返しが可能ですし、時間を味方にした投資をすることが出来ます。同時に経済や世界の流れを肌で勉強する貴重なものとなります。


 日々において新聞や経済紙を読み、それが本当の事なのか?(意図を持って)書かれた記事なのか?を検証し、専門書を調べ、自分なりの考え方を纏める。毎日数十分でも良いから継続していけば数年も経つ頃には相当の分析力が身に付きます。


 一方、小職同様、中年も後半に入った方には今までの知識や経験をフルに活用できる投資を目指して頂きたいと思います。80代まで生きることを考えれば、まだまだ多少のリスクテイクは問題無い年齢ではないでしょうか。

 テクニカルな金融知識よりもまず、10数年前にうちの家内が言っていたように、ファーストリテイリングの黎明期に「あなた、ユニクロのフリースは絶対売 れると思う」、数年前なら「クックパッドは私のような料理下手には貴重かも」と言った感覚を大事にすることだと思います。両方とも小職が(喜んで)売った 後に良く上がっています(汗)


 まだ暫くは日本のバブルは続きます。と言うより、行き着くところまで行ってしまうのではないかとの危惧もあります。昨今は市場の整備も進み、世界中の様々な資産への投資も可能になりました。


 将来を見据えた投資に繋がる、良い年をお迎えください。


街のコンサルタント 拝


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)