今週は米国の経済指標が予想を上回ったこと、原油価格の上昇からリスク回避が後退し、ショートカバーを巻き込んで欧米株と共に上昇した。

 セクター別では日銀政策決定会合後に売り込まれていた銀行株と機械・ハイテク株の大幅上昇が目立った。

 週末の雇用統計はもちろんだが、国内株の需給を占う上で年初から続いている外国人投資家の売り越しが止まるかどうか来週の木曜日の統計に注目している。


 ソフトバンクの自社株買いは5000億円と規模が大きく、購入の際のインパクトが大きい。
 この銘柄の自社株買いは3万株、5万株の買い指値を下値入れる発注パターンが多い。

 自社株買い発表後にこの指値を活かしたトレードを細かく行うことで利益を積み上げることができた。


 自社株買いトレードを行う上でのポイントは「需給」と「自社株買いの買いが入るタイミング」である。

 自社株買いに対して、二つの売り圧力が存在するため、自社株買いの買い板が入った瞬間に上値を買っても勝率が低い。

 これは空売りをしている人と自社株買いを見込んでポジションを取っている人の2タイプいるためである。


 空売りは自社株買いのイレギュラーな買いで株価を歪めているので空売り、自社株買いを見込んで買っている人は自社株買いが来る前に仕込んで自社株買いが出ると利益確定している。


 この二つの売り圧力があるため、自社株買いが出て来てから買っても遅いのである。


(Bコミ)


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