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【第34回】Pの中の人おすすめの何か(荒北靖友罹患(りかん)者がお送りします)【む】
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【第34回】Pの中の人おすすめの何か(荒北靖友罹患(りかん)者がお送りします)【む】

2015-01-09 23:13

    みなさまお久し振りです。
    昨年末までPHP研究所エンターテインメント出版部に所属しておりました
    「む」です。
    ただの一般人になったはずなのですが…なぜか引き続き書かせていただいております。

    今回はもう誰しも知ってる
    今更紹介してどうするのっていうマンガをご紹介。


    それが、コチラ。

    弱虫ペダル

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    です。

    今度こそこれが最後になるとの前回の編集長のお話だったので
    じゃあ全力で推したいマンガをご紹介しなければと。

    久々に漫画を読んで感動してガチ泣きした作品です。
    これは本当に良い。

    最初はチャンピオンで連載していて、人気があるのはなんとなく知っていたのですが、ジャンプ派だったわたしはしっかりと読むことはなかったんです。
    ですが身近な友人が次々とペダル沼へ堕ちていくのを見ていたら気になって。
    ちょうどそのころ始まったアニメからまず見たんですね。
    今となっては…軽率に見るんじゃなかった…と。
    1期アニメが終わるころにはマンガも読み終わり、すっかり沼の住人で。
    まぁ後悔はしていませんけどね!!!


    休みの日に秋葉原に通うのが日課の主人公のヲタク少年「小野田坂道」君が
    自転車競技に目覚め、選手として開花していくのが導入なんですけど、
    よくある「平凡な少年が努力の上に試合に勝ち進んでいく」という話ではないんです。
    小野田坂道君は「天才」なんです。
    そもそも自転車において「天才」だった彼が才能開花し、
    周りの人間もそれに気づき・驚き、そして彼の才能を認め、
    チーム皆で勝ち進んで行く…そういった描写のおかげか
    スポーツ漫画にありがちなひたすら耐える、重苦しい描写があまりありません。
    もちろん血のにじむような努力や挫折の描写はあるのですが、
    「みんなといっしょに走りたい」や、ただ純粋に「勝ちたい」などという、
    とにかくスポーツを「楽しむ」描写が全面に出ていると感じました。
    そのおかげか、久々に面白いスポーツ漫画に出会えたなと思いました。

    また自転車競技における技術面について、わたしは皆無なのですが
    試合の様子自体がすごく面白い。
    チーム戦であり、個人戦でもある自転車競技がこんなにも面白いスポーツだとは
    わたしは知りませんでした。

    自転車競技の試合コースには「街」「平坦」「山」などがあるのですが
    それぞれの選手が各々の得意分野において、チームのため頑張るんです。
    最後はチームの誰か一人がゴールすればいいんですが、
    そのための試合の引きがホント面白くて…。
    そのために各キャラクターの掘り下げ方がまた面白くて……!

    私個人としては、荒北靖友さんが本当にかっこいいんです!
    元野球部員の彼が使いすぎた肘を壊して
    野球生命を絶たれて一度挫折するんですけど
    自転車に出会って、福富寿一という友に出会って変わるんです成長するんです…
    本当に…かっこいいんです…!(しつこい)

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    京都でビアンキ(自転車の有名ブランド)フレームの何かに乗ってる「む」を発見したら笑ってください。

    ともかく。

    友情と汗と涙にまみれた
    本当に良い作品です。

    ぜひ一読を。

    http://seiga.nicovideo.jp/book/series/17553


    アニメも最高です。



    こ、こんな最後でいいのだろうか。



    【む】

    PHP研究所 PHP-COMIXの業務担当でした
    現在京都にて家事奮闘中。掃除したりゴハン作ったりしてると…いつのまにか日が落ちてます。なぜだ。それでも時間作って相変わらずのヲタク生活満喫してます。元気です。
    皆さまいままで本当にお世話になりました。
    ありがとうございました+゚。*(*´∀`*)*。゚+



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