高校生くらいまで、オーロラは冬にしか観られないものだと思っていた。地球と宇宙の隙間で発生する現象で、地球の季節はあまり関係ない、と知った時はとても驚いたのをよく覚えている。

じゃあなんでみんな寒い冬に観に行くのだろう? と思ったのだが、観測条件が整った地域では夏の日照時間が長いため、冬場のほうが観測できる確率が高いそうだ。

冬場の観測がオススメなのは分かったが、マイナス40°にもなる極寒のなかで一晩中空を見上げているのは、さすがに厳しいものがある。そんなときにぜひ利用したいのが、スウェーデン北部にあるツリーハウスホテル「The 7th room」だ。森にとけ込んだツリーハウス、内装はどうなっているのだろう?



白樺の樹皮のような、あたたかみのある乳白色を基調とした内装。これは居心地がよさそうだ。

間取り図を見てみると、あちこちに窓がある。これならいつどこにオーロラがあらわれても、見逃すことはないだろう。オーロラだけでなく、夕日や朝焼けも楽しめそうだ。ダブルベッドが2つ、ソファベッドが1つあり、清潔なトイレとシャワー付き。

極めつけはこのネットだ。この上でごろごろして揺れを楽しんでもよし、森の音に耳をすませてもよし。気温と相談する必要はあるが、ここに寝袋を持ってきてそのまま眠ることだってできる。バルコニーではなく、ネットというのが最高。

宿泊希望の方は、オフィシャルページから空き状況が確認できるので、ぜひチェックしてみてほしい。僕もいつかこんな空間で、ゆったりと冬のオーロラを味わってみたいものだ。

The 7th room
RSS情報:https://www.roomie.jp/2017/01/369635/