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アメリカでも超ミニマル住宅が人気? 建材費160万円の美しいコテージ
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アメリカでも超ミニマル住宅が人気? 建材費160万円の美しいコテージ

2017-08-05 20:30
    1万4000ドル(約157万円)のコテージ。ジョージア州北西部セレンビーにて
    J. Ashley Photography

    BUSINESS INSIDER JAPANより転載:

    オーバーン大学の建築設計課程Rural Studioの学生たちは、2016年に2軒のコテージを建設した。設計に10年以上をかけた同コテージの建材コストは1軒あたりわずか1万4000ドル(約157万円)。チームはこのコテージを「20K Homes」と呼んでいる。

    チームの目標は、美しさと手頃な価格を兼ね備えた住宅モデルを作ることだ。

    Rural Studioは今年の夏の終わりに、さらに廉価な建材を使った住宅2軒の設計を始める。着工は2018年の予定。

    昨年建てられた2軒の内部をのぞいてみよう。

    Rural Studioの学生チームが住宅を建てたのは、ジョージア州アトランタから35マイル(約56.3キロ)の郊外にある人口500人弱のコミュニティー、セレンビーだ。ここには25エーカー(10万1171平方メートル)の有機農園があり、旬の農産物が並ぶ土曜マーケットに加えて、アートの展示会、映画上映会、ワークショップが開催されている。


    Serenbe

    「きちんと設計されながらも手頃な価格の住宅が求められている」とセレンビーの共同創設者スティーブ・ニーグレン(Steve Nygren)氏はBusiness Insiderに語った。「我々は全体的にダウンサイジングする必要がある」


    tk

    2軒の合計面積は500平方フィート(約46.5平方メートル)。壁には、主に地元産のパイン材が使われている。屋根はブリキ製。共用の木製ベランダでつながっている。


    J. Ashley Photography

    ジョージア州を含むほとんどの州の都市計画法では、1000平方フィート(約92.9平方メートル)以下のごく小さな住宅の建設が許可されていない。だがRural Studiosとセレンビーは、特別許可を得て2軒のコテージを建てたという。


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    実際よりも広く感じさせるデザイン上の工夫が散りばめられている。


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    奥行きのある窓台が自然光を反射する。開放的なレイアウトのおかげで換気も良い。


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    インテリアは素朴なディテール。ステイン仕上げの合板下地床、モダンな照明器具、ポップなカラーの家具…


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    …年代物のタイプライターも。


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    「この住み心地のいいコテージには、特別な秘密はない」とニーグレン氏。「ベーシックな優れたデザインと、シンプルな建材だけだ」


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    コテージはアーティストの住まいとして使用される予定。アーティストはフェローシッププログラムに応募し、選ばれると、1カ月間の滞在資格、1500ドル(約16万8000円)の給付金、ワークショップやパフォーマンスへの参加資格が与えられる。


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    セレンビーの2つのコテージは、「ミニマル住宅」のトレンドに乗っている。


    赤のコテージ
    J. Ashley Photography

    Source: Fast Company

    「人々は生活をコンパクトにして、徒歩圏内のコミュニティーの中でより小さな家に住むようになっている。ベランダに座って過ごし、コミュニティーのつながりをより意識している」とニーグレン氏は語った。「そういう暮らしにはメリットがたくさんある」


    2つのコテージをつなぐ木製ベランダ
    J. Ashley Photography

    1万4000ドル(約157万円)は建材費だけで、許可手数料、家具、インテリアデザイン、工事の人件費は含まれていない。二―グレン氏は、建設全体にかかるコストを1軒あたり約6万5000ドル(約730万円)と試算する。それでもまだ手頃な価格だ。


    黒のコテージ
    J. Ashley Photography

    チームは今後、より多くのボランティアと協力し、新しいデザイン様式を検討。セレンビーに第3・第4のコテージを建て、コスト抑制に取り組む。


    黒のコテージ
    J. Ashley Photography

    チームはさらに、セレンビー以外の場所でもコテージを建てられるように、工法マニュアルを作成する予定。だがこれらのコテージを他の場所に建てるのは、簡単ではなさそうだ。


    黒のコテージ
    J. Ashley Photography

    住宅購入希望者の収入が少なく、手持ち資金が2 万ドル(約224万円)以下なら、銀行は基本的にローンを組ませてくれない。Rural Studioと提携する地元の銀行は、チームに対し「銀行にとってのコストは、10万ドルの住宅も2万ドルの住宅も同じだ」と語った。だから、銀行にはこれらの小さなコテージに住宅ローンを提供するインセンティブがない。


    黒のコテージ
    J. Ashley Photography

    チームはこの難題と州の建築面積規制の解決に取り組みつつ、適切なマニュアルに従えば、誰でも自分のコテージを購入、建設できる日を目指している。


    J. Ashley Photography

    source: J. Ashley Photography 、 Serenbe 、tk
    [原文:These beautiful tiny homes cost less than $20,000 to build — take a look inside
    (翻訳:四方田里奈)
    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/08/394056/
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