「タルティフレット」はフランス・サヴォワ地方の郷土料理で、じゃがいも、たまねぎ、ベーコンにチーズを乗せて焼いたシンプルな料理。

サヴォワ地方とは、スイス、イタリアと国境を接していて、ヨーロッパ最高峰のモンブランを擁すアルプス山脈の自然に恵まれた地方だ。ワインの産地で、さわやかな味わいの白ワインが有名。アルプスの山で放牧した牛から搾られた良質なミルクを使ったチーズ造りの盛んな地方でもあり、郷土料理はタルティフレット以外にもラクレットやチーズ・フォンデュなど、チーズ料理が多い。

「タルティフレット」は本来、ルブロションというチーズを使用して作る。表面は黄色から黄橙色で、白カビに覆われ、中はとろとろ滑らか。クセがなく優しいミルクの甘みが広がるチーズだ。日本では手に入りにくいので、今回はカマンベールチーズで代用したレシピをご紹介。

『白ワインに合う、タルティフレット』

材料(2人分) ・じゃがいも(小1個、130g)
・たまねぎ(1/2個)
・カマンベールチーズ(1/2個、50~80g)
・オリーブオイル(小さじ1)
・ベーコン(50g)
・白ワイン(50㏄)
・生クリーム(50㏄)
・ローリエ(1枚)
・塩(少々)
・ブラックペッパー(少々)

作り方

STEP1

じゃがいもは皮をむいて1.5センチ角くらいに切り、小鍋に水、ひとつまみの塩(分量外)とともに入れて加熱。沸騰したら火を弱め、竹串がスッと通るまで茹でる。

STEP2

たまねぎを薄切りにし、フライパンにオリーブオイルと共に入れ、しんなりするまで炒める。

STEP3

ベーコンを短冊切りにし、STEP2のフライパンに加え、さらに炒める。今回は塊のベーコンを5ミリ厚に切ったが、薄切りベーコンでもOK。

STEP4


全体が馴染んだら、白ワインとローリエを加えて加熱し、水分が半分くらいになったらローリエを取り出し、じゃがいもを加えて塩、ブラックペッパーで調味する。

STEP5

スキレットまたはココットなどに入れ、トースターまたはオーブン(200℃)を予熱する。

STEP6


カマンベールチーズを厚さ半分の4等分に切ってのせ、生クリームを回しかけ、


トースターに入れ、表面にこんがり焼けたらでき上がり。トースターで15分くらい、200℃のオーブンで20分くらいを目安に。熱々を白ワインと共に召し上がれ!

RSS情報:https://www.roomie.jp/2017/11/404324/