イギリス、ロンドンで行われた「Books About Town」は、イギリス文学の歴史を市民に知ってもらうために開催されたイベント。

識字の向上・訴求を目的とした団体「National Literacy Trust」と、アートイベントを開催する団体「Wild in Art」がコラボレーションし、主催しました。(2014年6月2日〜9月15日開催)

このイベントで設置されたのが、本のベンチ。地元アーティストのイラストレーションが描かれたベンチは、公園などパブリックな場所に置かれ、その数なんと50にも及びました。



開いた本のかたちをしたベンチには、誰でも知っているような「不思議の国のアリス」や、「ジェームス・ボンド」。また、イギリスで愛されている文学などをテーマにしています。

アーティストに託された大胆な構図や、デザインが素敵。

そして、そのベンチたちは10月7日にサザビーでチャリティオークションに出品され、総額約4,300万円の売上を達成。その全額が「National Literacy Trust」に寄付されるそうです。

中でも最も高額な入札がされたのが、こちらの「Jeeves and Wooster bench(Gordon Allum)」。なんと、最高入札金額は約160万円!

ほかにも、「A James Bond bench(by Freyja Dean)」、

「War Horse bench(by Gerard Strong)」の2つのベンチが、約155万円で落札されました。

文学に親しんでいる人も、そうでない人も、こんなに”絵になる”ベンチを見つければ、思わず座りたくなりますね。

Book benches

[Bookshelf]
Sale of book-themed benches raises £250,000 for reading charity[The Guardian]

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