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『十二国記』の新刊を手に入れたぞ!
コメ0 弱いなら弱いままで。 62ヶ月前
まえの記事の「引き」をとりあえず捨て置いて話し始めますが、今年最大といわれる台風19号が近づくなか、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 ぼくは朝からさっそく書店へ赴き、『十二国記』の最新刊を購入して来ました。ふっふっふ。いまから読むぞ! もし電子書籍でも刊行してくれていればこのあらしのただなか、...
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天才作家連城三紀彦、その伝説の手際に戦慄する。
コメ0 弱いなら弱いままで。 109ヶ月前
綾辻幸人、伊坂幸太郎、小野不由美、米澤穂信という当代一流の作家たちが、いまは亡き天才作家の輝かしい業績を追ったアンソロジー『連城三紀彦レジェンド』を読んだ。 随分と昔に買ったはずだが、読むのは遅れに遅れていまになってしまった。 しかし、この本が素晴らしい一冊であることに変わりはない。 レジェン...
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騙されても、裏切られても、傷つけられても、まっすぐ光の差すほうへ歩いていこう。
コメ0 弱いなら弱いままで。 114ヶ月前
「幸せ」のことを考えている。 幸せになるとはどういうことか、そして、幸せでありつづけたいならどういうことをすればいいのか。 答えは明瞭ではありえないが、幸せになるためにはいくばくかの勇気と、そして素直さが必要であるという考えは揺るがない。 勇気については、すでに語った。素直さとはどういうことか...
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運命を受け入れて生きるということ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 118ヶ月前
えー、今月は更新が少ないですね。さすがに何か新しいアニメか映画あたりの話を書け、と思っている読者の方が大勢を占めると思うのですが、もう少しだけ最近ぼくが思うことについて書かせてください。 ぼくはここ数年、少しずつ少しずつ良い方向へ変わっていっているという実感があります。随分と無意味なことで苦し...
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「正しい意見」がいつも最大の価値をもつとは限らない。
コメ0 弱いなら弱いままで。 127ヶ月前
小野不由美の『十二国記』に「華胥」と題する短編がある。ある国家の衰亡を描いた作品だが、そのなかでこんなひとことが読者に突きつけられる。「責難は成事にあらず」。 「何かを非難することはものごとを成し遂げることではない」というほどの意味だ。ぼくはつくづくこの言葉に考えさせられた。 きょう、インター...
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『十二国記』、『タイタニア』、『ファイブスター物語』、次々と再開する名作たち。(2143文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 135ヶ月前
【『十二国記』と『タイタニア』】 小野不由美の完全版『十二国記』が『図南の翼』までたどり着きました。『十二国記』全編のなかでも傑作と目される長編です。 この先、物語は『黄昏の岸 暁の天』、『華胥の幽夢』と続いて未完に終わっているのですが、今後、それにつづく新作長編が発表されるという話。 いったい...
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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】僕の中の11歳のSF少年が「小野不由美ダメでしょ!」と叫ぶ。第45号
コメ0 岡田斗司夫ゼミからのお知らせ 137ヶ月前
はーい。ついてきてくれましたかあ~? 「岡田斗司夫のSFの読み方」いよいよ最終回です。会場からの質問に答える岡田の舌鋒ますます冴え渡ります。“歩くTED”岡田がついに明かす、プレゼンテーションの技法! 面白い本を勧めたいときに、「これはやっちゃいけない!」のは何? そして、“これからのSF”とは? 岡田が...
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『十二国記』のここが納得いかない。(2211文字)
コメ2 弱いなら弱いままで。 143ヶ月前
今年、小野不由美『十二国記』の新刊が出るという。まずは短篇集になるようだが、長編が続くと考えていいのではないか。物語は素晴らしくいいところで中断している。十年ぶりに続刊を読めるとしたらこれ以上の歓びはない。 『十二国記』は稀代の傑作である。だれもがそういうし、ぼくも異論はない。ほんとうに面白い...
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小野不由美『十二国記』を再読する。堅牢たる名文で綴られるその不思議な世界。(1586文字)
コメ1 弱いなら弱いままで。 144ヶ月前
小野不由美『十二国記』の「完全版」がいま出ています。既刊を出し終えた暁には新作が続くそうです。いやあ、素晴らしいですね! まあ、今年中に新作が出るかどうかわかりませんが(たぶん出ないでしょう)、楽しみにしたいと思います。それにししてもあらためて読んでみると小野さんは本当に文章がうまい。非常に勉強...
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マクロとミクロは相克する。目の前の子供を救うか、その子を犠牲にし世界を救うかの問題。(2078文字)
コメ0 弱いなら弱いままで。 145ヶ月前
本文にも書いたように、同じものを眺めるにしても、マクロとミクロのいずれの視点で見るかによりまったく違ったものが見えてきます。マクロの視点から見れば、巨大な大義のためには「個」を圧殺する必要が出てくることもあるでしょう。しかしミクロの立場から見ればそう簡単に圧殺されてはたまりません。このふたつの視...