閉じる
閉じる
×
一ヶ月に渡る日本滞在から戻って数本NYでライブをやった後、息つく暇もなくサンフランシスコに向かうため僕はJFK国際空港にいた。時差でいえばこれからまた日本の方向に向かって戻ることになる。果たしてどうなるのか。ただでさえきついのにこの先体内時計はいったいどうなるのか。今回の旅の目的はサンフランより南に位置するシリコンバレー、サラトガにあるジャズクラブで演奏するためである。ぴちゃんの飛行機予約も数週間前に済ませ(アメリカの飛行機会社は一機に何匹までと機内に持込める動物の数が決められている)、JFKではチェックインをするだけなので気は楽だ。
「犬がいるのね。どんな犬か確認させてくれる? わお、ダックスなのね。かわいいわねえ」
チェックインカウンターの妙齢の女性は老眼鏡の奥からつぶらな瞳でぴを見つめる。移動用のバッグのメッシュの窓からぴも負けじとつぶらな瞳で見返す。しばしその場にあったかい雰囲気が
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
コメント
コメントを書く
私も、その80年代の音楽がずっと自分の中にあったから引き寄せられて今ここにたどり着いた気がする(*´∀`)♪
でもその時は大江千里がここまで突っ込みどころ満載な人になるとは思わなかった(笑)