週刊文春デジタル
前回述べたように昨今は映画の上映時間が長くなりがちだ。そうした中で「気軽にサクッと楽しめる、切れ味の鋭い小規模のアクション映画」が絶滅危惧種になりつつある。
これは日本に限った話ではなく、ハリウッドでもトム・クルーズ主演作のような超大作には目を見張る映画があるにしても、小作品となると「これ」というのは年に一本あるかどうか。韓国映画は奮闘しているが、日本映画に至ってはほぼ壊滅状態にある。
かつての日本映画は、良質な小規模アクション映画も充実していた。今回取り上げる『白昼の無頼漢』もそうだ。
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