このところ週末は、地方に行くことが増えた。各地の大学の校友会が、総会のシーズンを迎えるからである。そこへ出席して挨拶する。
 近くだと日帰りに、遠いところだと一泊することになるのだが、先日の宮崎は大変だった。プロ野球のキャンプ真っ盛りで、どこのホテルも満員である。やっと駅近くのビジネスホテルがとれた。
 校友会の若い人たちと夜遅くまで飲んで、帰ってきたのは十二時近い。こういう時、寒々しく狭い部屋というのはちょっと悲しいかも。しかし私には明日、お楽しみが待っているのだ。
 ご存知のように、どこに行ってもまず食べることを考える私。
「宮崎でなにかおいしいものを食べて帰ろうね」
 と秘書と約束していた。 
週刊文春デジタル