週刊文春デジタル
4月19日
ここ10年、よみうり大手町ホールでネタおろし(初演)の会を開いている。今年は4月19日~21日の三夜連続独演会で現在ストレスが最高潮だ。毎年「今年で最後にしよう」と頭を抱えている。読売・産経新聞の共催なのだが、主催が二つの新聞社というのは珍しい。呼ばれれば赤旗まつりにも勿論行くし、落語家は本当に節操がない。初日の初演は「松山鏡」。鏡のない村でのひと騒動で、おとぎ噺のような落語だ。終演後、うつみ宮土理さんが楽屋来訪。ラジオがきっかけで去年からのお付き合い。「いっちゃーん! サイコーだったわよー!」とお土産のキムチをくれて嵐のように去って行った。「松山鏡」に出てくる仲良し夫婦はキンキンとケロンパのようだ。あー、そうか。「松山鏡」のカミさんはうつみさんをモデルに演ってみよう。キムチはたいそう美味しく、落語もキムチも熟成が大切。初演のストレスのせいでこんなつまらないことも言いたくなるのだ。
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