全国の警察を監督する警察庁と首都・東京を守る警察の最前線、警視庁のツートップが交代した。かねてから予定されていた人事ではあるが、人選を疑問視する声も出ている。
 警察庁長官に就任したのは前任の露木康浩氏を次長として支えてきた一九八九年入庁の楠(くすのき)芳伸氏(58)だ。
「交通畑が長く、東京オリンピック・パラリンピックの警備や交通を無難に仕切りました。菅義偉元首相の秘書官も務め、政治との付き合い方も熟知している」(全国紙社会部記者) 
週刊文春デジタル