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文=元川悦子

 3月7~9日に千葉県内で行われた日本代表国内組候補合宿。その真っ只中に「セリエAのウディネーゼとトリノが興味」という報道が流れ、一躍脚光を浴びたのが、1月のAFC・U-23選手権決勝・韓国戦で2ゴールを叩き出した若き点取屋・浅野拓磨(広島)だった。

「僕も兄貴からメールが来て、初めて知って。分かんないですけどね…。でもやっぱりレベルの高いところに行きたいって気持ちはあるので、そういうところにもアピールできればなと思いますけど」と本人は海外移籍への秘めた意欲をのぞかせた。

 そのためにも、まずは国内での活躍が必要不可欠だ。今季からサンフレッチェ広島のエースナンバー10を背負う彼だが、J1での初得点が遠い。3月12日の湘南ベルマーレ戦も茶島雄介に代わって後半38分からジョーカーとして起用され、ロスタイムのラストプレーでオウンゴールを演出したが、自身のゴールは残念ながら生まれなか