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「本田の男は骨で戦う」話題のサッカー本レビュー 

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「本田の男は骨で戦う」本田大三郎著では、本田選手の祖父の弟の視点で語っています。

 

本田大三郎氏は東京オリンピックにカヌーで出場した生粋のアスリートで、息子のプロレスラー本田多聞もオリンピックにレスリングで3度出場しています。

 

日本人離れした本田多聞選手の背筋力は360キログラム。

 

本田選手の太い首も本田一族の血だそうです。

 

実は、本田選手の若いころはこの日本人離れしたフィジカルと成長のバランスがとれずに苦労したそうです。

 

サッカーの試合でも、日本人離れしたフィジカルをもてあまし、人並みに走ることもできなかった。

 

そして、ガンバジュニアユースでも上のチームに入ることができずに星稜高校に入学し3年生のころには全校的な選手になったのです。

 

この挫折が本田選手をより一層強くしました。

 

本田大三郎氏は「指導者はいかに挫折を経験させるかが重要です。本気で泣いて、それでも立ち直ってこられる程の挫折体験。それをどう与えるか。難しい問題です」と語っています。

 

若き天才と言われたプレイヤーが伸び悩むのも挫折体験の欠如があるかもしれませんね。

 

また「本当に価値があるのは16番目の男」だと言っています。

 

サッカーで言えば12番目、レギュラーにはなれないが、同等の力を持った男のことです。

 

同等の力がありながらレギュラーになれなくとも一生懸命にチームのためにつくすことができるのが16番目の選手だそうです。

 

そして、その選手がいざというときにチームを救うとのこと。

 

長年、トップレベルで活躍しながら30歳ではじめてワールドカップのピッチに立った遠藤選手が思い浮かびますね。

 

遠藤選手は挫折を乗り越え我慢を続け、日本代表最多出場記録も塗り替えました。

 

このような選手がいる現在の日本代表は目に見えない強さがあるのではないでしょうか。

 

また、トップ選手は下痢しても3日寝なくても勝てるといいます。

 

それだけ、激しい練習をしてきたのと緊張を転化する方法をしているからだそうです。

 

ボルトが世界陸上で上着を係の女の子に渡す際にジョークを言って、笑わせていたのを本田大三郎氏はテレビで見たそうです。

 

そして、他国の国家が斉唱された場面で選手の中で唯一直立不動で国家を聞いていたそうです。

 

その時点で本田氏は勝負がついていたと語っています。

 

冷静にまわりを見渡すことができている、ボルトの勝ちが決まったといいます。

 

また、「不器用さや偏りが武器になる」というのも印象的でした。

 

過去に69連勝を達成した横綱、双葉山という相撲取りがいました。

 

双葉山は決して自分から最初に立ちあがり攻撃をしかけなかったそうです。

 

相手の動きを見てから、それに合わせ攻撃し勝ち続けていました。

 

先に攻撃をしかけなかったのは、実は片方の目が見えなかったため、先に動くと距離感が分からないからだったのです。

 

「ハンデや不器用さ、偏りをいうのは時に武器になる」

 

不利と思うのではなく、誰も持っていないものと思えば、武器になるというのです。

 

本田選手は小さいころに世界一になるんはどうしたら良いか大三郎氏にたずねたそうです。

 

そして、それを実行したのが本田ノートです。

 


本田選手のルーツがわかる1冊でした。






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著者プロフィール
1976年神戸市生まれ 明治大学農学部卒業後、2009年にチャンスメディア株式会社設立。
代表取締役社長に就任。

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