THE STANDARD JOURNAL
▼英国人の世界観を知ってますか?
こんにちは
和田です。
前回のアメリカ通信の放送で、イギリスでは、
日本を見下したような番組があることを
奥山先生がチョイスし扱いました。
・BBC1の「スー・パーキンズと日本」
・ネットフリックスの「クイアー・アイ」
両番組ともに、
「東洋の不思議の国日本」的なノリの立て付けですが
完全に見下している番組だそうです。
イギリス人には、有色人種、
アジア人に対する差別意識があります。
まだまだ未熟で洗練されてないな!という、
そういう見下したスノッブな記事は
フィナンシャル・タイムズや
雑誌のエコノミストなどにもよくあります。
イギリスには「パキバッシング」という言葉があり、
日常の現実の場ではパキスタン人を馬鹿にしたり
若者のストレスの解消先としての暴力行為があったりします。
それでも、イギリスで公的放送でそれをやってしまうと、
国内にいるインド人やパキスタン人が
「差別だ!」と騒ぎになるので作れないのです。
インド人やパキスタン人に対する差別的表現を
公的放送でできないのに、
なぜ、日本だと表現できるのか?
それを奥山さんは、
「日本人が殴り返さないからだ。」
と言いました。
あの番組は日本人差別だ!と騒ぎ立てる人が
英国内にいないし、日本側から民間人も、
外務省からも抗議が来ないからでしょう。
言い返さない奴は弱いし、
言われ続けてオモチャにされ続けても
当然といったところでしょうか。
第二次大戦時に、マレー沖海戦で、
日本の海軍航空隊はイギリスの東洋艦隊の最新鋭主力艦、
プリンス・オブ・ウェールズと巡洋艦を完璧に沈めました。
そのときチャーチルは絶句し泣いたそうなのですが、
こうも言ってたようです。
「これほどの衝撃を受けたことはない。」
そして、
「あれだけ強い艦隊をもっているんなら、
なぜ、いくらでもあった国際交渉の場で
もっと日本は主張しなかったんだ?」
と。
「我が国の連合艦隊は、
あなたの艦隊なんか全部沈められるんだよ」
とハッタリででも伝えていれば、
もしかしたら、戦争を避け、
石油の輸入解禁もできたんじゃないでしょうか。
戦ったがゆえに、
大英帝国の植民地はすべて失う結果になっています。
チャーチルの頭の中では、
多少なりとも強いならそれなりに交渉するものだと。
中級どころか、ハッタリもできないくらいの
貧弱で最弱なんだろうという扱いだったのでしょう。
アメリカ通信の番組では、
「戦略的になろう。
そのためには、
相手の世界観を知ろう!」
が、テーマです。
多少不快であったとしても相手をむだに気遣い、
いざこざを避けようとするのは世界では日本だけです。
弱気を見せると傘にかけてくるのは、
中国や北朝鮮や韓国だけはないということです。
繰り返しますが、
日本では来春安倍政権が習近平を国賓として招待します。
日本の北大教授は北京から招聘されて行ったにも係わらず、
今も拘束されたままです。
なぜ、日本政府は、米国から追い込まれつつある習近平に、
「国賓待遇は見送ります。
北大教授はじめ数人の日本人の拘束を解いて下さい。
尖閣列島に侵入している武装船を止めなさい。
まずは、そこからです」
と、伝えないのか?
言われたら言い返さないといけないし、
殴られたら殴り返さないといけないのです。
日本政府は米中冷戦の世界観がないから、
拘束された我が国民を棚上げし、
友好関係を強調し、習近平を迎え入れたいのでしょう。
米中冷戦の世界観を持ち、
日本を少しでもマシにしたいと思うかたはこちらから
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