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■Megyn Kelly Rips Obama Administration’s Response
to Kathryn Steinle’s Murder
to Kathryn Steinle’s Murder
by ISAAC COHEN
『National Review Online』(2015/07/10)
http://www.nationalreview.com/article/421042/kathryn-steinle-murder-megyn-kelly-rips-obama-administration-response
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おくやま です。
最近のアメリカでは、白人の警察が黒人を容赦なく殺している様子が
ネットなどを通じて人種問題としてクローズアップされております。
たとえばオバマ政権も、このような事件で殺された黒人の犠牲者の葬式に
閣僚を何人か派遣するなど、リベラル派でマイノリティー側にやさしい政権らしく、
黒人側に気をつかった行動をしているのはみなさんもご存知かもしれません。
ところがこのようなリベラル派のオバマ政権側に不利になるような、
それとは状況が正反対の事件が起こりました。
7月1日のサンフランシスコで、
なんとメキシコの不法入国者で犯罪歴のある人物が、
白人の女性を銃で殺害するという事件が起こったのです。
もちろんオバマ政権はメキシコからの不法移民にも
一定の権利を認めようとする立場をとってきたわけですし、
しかもこの事件では加害者側がマイノリティー(少数派:メキシコ人)であり、
それがマジョリティー(多数派:白人)を殺害したわけですから、
弱者におもねる側としてはかなり微妙な立場に。
この事件について政権側の見解を聞こうと
ホワイトハウスの定例記者会見でジャーナリストたちが
コメントを求めたわけですが、担当報道官はノーコメント。
上で紹介した記事は、このホワイトハウス側の態度に業を煮やした
テレビのニュースショーのキャスターが政権を
「ダブルスタンダードだ!」として厳しく批判したことを紹介したものです。
この件での注目ポイントは3つ。
まず1つ目が、このような一方の勢力(弱者側)に肩入れするような態度をとると、
その逆の事件(弱者が強者を殺害)が起こったときに、
矛盾を抱えこむことになるという点。これは「ブーメラン」とも言いますね(笑
2つ目が、ダブルスタンダードを責めるのは(アメリカだけでなく)
国際政治の舞台でも効果的な武器になるということ。
これを効率的に使っているのが中国であり、最も使うのが下手なのが日本。
そもそも相手の非を責める習慣に乏しいですし。
3つ目が、アメリカをはじめとする欧米諸国では、
不法移民問題が、システム的にも制御不能の状態にまで陥っているという事実。
たとえば今回の不法入国メキシコ人は、
6回も国外追放になっているにもかかわらず、規制がゆるいサンフランシスコで、
シャバに出ていて一般人女性を撃ち殺しているわけですから。どんだけカオスかと。
このような問題が日本を除くいわゆる「先進国」で起こっているということに、
われわれはこれからも注目していくべきです。
( おくやま )
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■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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アメリカ通信では、「リアリズム」、「プロパガンダ」、
そして「地政学」をテーマに放送してきました。
先日、KAZUYA CHANNEL GXでケント・ギルバートさんに
ゲストでお越しいただきました。
ケント・ギルバートさんはテキサス親父ことトニー・マラーノさんとの
共著も書いています。
そこに、アメリカを蝕むキーワードがありました。
「ナニーステイト」
「ポリティカル・コレクトネス」
その点について番組、そして番組前後でも話をいただき、
今の日本も遅れてそのキーワードに蝕まれつつあるということでした。
実はその言葉そのものは使ってませんでしたが、
日本の諸問題はまさに「過保護」や「放送禁止用語」にあると思い
アメ通を放送してきたので非常に刺激的でした。
移民問題はまさに、「ナニーステイト」と
「ポリティカル・コレクトネス」に直結する話です。
ますますアメ通ではそこに切り込んでいきたいと思いますね。
そこにまず、「前衛芸術」も加わるかもしれませんが・・。
(管理人/紫:https://www.facebook.com/realist.jp )
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