THE STANDARD JOURNAL アメリカ通信
和田です。
以前、私が脱サラした直後からの友人に頼まれて、
彼が起業していた東京大学の産学連携企業を
引き継いで社長として経営していたことがあります。
放送でこのエピソードを少し話したことがありますが、
再度話したいと思います。
その会社は東大の本郷キャンパス内の
産学連携プラザにあった、
文字通り東大発ベンチャー企業でした。
自然言語処理の最先端の研究をしていたため、
取引先は大手上場企業も数社ありました。
その中でSという会社があり、
国立国会図書館の入札を協業で行う
というプランがありました。
前年からの流れもあり、その延長として準備してました。
私は公共事業の入札などは経営負担は大きく、
不安定になるので嫌いでしたが、
入札で外れることが非常にリスキーだったからです。
落札できれば、ベンチャーにしては辛い、
デスマーチのような仕事量になります。
飛躍はできるので、それに賭けてはいました。
とりあえず、落札できる想定で準備を行います。
が、落札できない場合も想定します。
その場合は、やる予定だった仕事が準備が
すべて無駄になりますが、実際仕事配分する予定の
外注先に別の仕事を用意しないと
これまたトラブルになります。
さて、そのSという協業先の話にもどります。
その会社と前年度に商品化した商品の展示会を組み、
その場でいろんな話もしておりました。
その展示会に最中に、私の携帯にメールが来ました。
内容は、そのS社が買収されたものでした。
「たった今、御社が買収されましたよ」
と担当に言うと、
「えっ!ウチが買収された?S社が買収された?」
とかなりのパニックになりました。
実際その時、私も同様に頭が真っ白になりました。
上場している取引先が買収されたら、
なんといっても万全を尽くしてきた仕事が
入札すらできなくなるからです。
ベンチャー企業なんて、大型の仕事を取りろうとしても、
その協業が崩れると一発で会社が傾いてしまいます。
ベンチャーと言えば聞こえはいいのですが、
実際の経営基盤は零細企業です。
会社が傾くと出資している会社の株はパーになりますし、
銀行から借りてるカネも返せないくなるし、
社員も辞めてもらわないといけなくなります。
会社経営していたら、社長は一発で体調がおかしくなります。
「それにしても和田さんは情報感度が高いですね」
と、あとから言われましたが、
私は、証券会社にいたので
証券口座で会社の情報をアラートかけていたので、
取引先の情報はすべて収集していたからです。
情報は手にしましたが、想定外で体調は崩しました。
その後、手を打ってなんとか、
会社はピンチを脱出しました。
さて、米中激突と昨年から何度もアメリカ通信の放送や
メルマガで伝えてきました。
私は思うんですよ。
我が国の政治家と官僚たちは、
この国の経営をしっかりやっているのだろうかと。
米中激突の情報感度もないし、そんな情報とろうとしていない。
香港のデモで中共と民衆の激突があろうが、
アメリカが台湾を国として認めて、
アメリカが中共と対峙するのを鮮明にしてきていますが、
日本の政治家は大丈夫でしょうか?
会社経営する社長と同じく、
頭を痛めたり、体調崩すほど、
国家のことを心配してくれているのでしょうか?
ほぼなんにも考えていし、心配もしていないし、
体調お崩していないのが現実ではないでしょうか?
今後の日本のことを考えたい人は以下のリンクから
米中激突について考えて見ませんか?
あと、一週間でこの音声は締切となります。
↓ ↓ ↓ ↓
http://www.realist.jp/usvscn/
(和田 憲治)
コメント
コメントを書く先日、幕張メッセで行われた「InteropTokyo(https://www.interop.jp/)」に行ってきたのですが、入場して一番始めに目に入る場所に、でかでかとHuaweiの巨大なブースがありました。
ブース内にはそれなりに人はいたようです。