私はけっこう好きです。
さいきん、「フラットデザイン」なる言葉をよく聞くようになりました。ウワサによると、iPhoneも次のバージョンアップでフラットデザインになるんだとか。
でもフラットデザインって何なんでしょうね?
フラットデザインて何? 見ればわかるさ!
最初に言っておくと、フラットデザインはべつに「新しい」デザインではないです。でも、最近その良さが認められてきて、注目度が上がっているんですね。
デザインを言葉で説明するのは難しいので、まずは例をいくつか見てみましょう。
どうでしょう? だいたいつかめました? Googleやマイクロソフトも、フラットデザインをすでに取り入れてますね。
「フラット(平たい)」の名前が示すとおり、シンプルで、立体感はほとんどありません。カードやタイルを並べたようなイメージ。すっきりしていてキレイです。
現実のモデルにしばられない、新しいアプリに期待
ちなみに、いままでの立体的で実物をモデルにしたようなデザインは「スキューアモーフィズム(Skeuomorphism)」と呼ぶそうです。
リピート・アフター・ミー。スキューアモーフィズム。
デザインが込み入ってるからって、呼び方まで込み入ったもの(?)にしなくてもいいのに。
スキューアモーフィズムは実物にあるなにかをモデルにしているので、カメラはカメラ、メモ帳はメモ帳、電卓は電卓、とアプリの使い道が直感的にわかります。これは大きな長所です。
でも、実物をモデルにすると、実物の機能にひっぱられます。メモ帳っぽいデザインはメモにしか使えないし、電卓のデザインは電卓としてしか使えない。
そこでフラットデザインのように自由なデザインが流行れば、電卓とブーメランを組み合わせたまったく新しいアプリが誕生するかもしれません。
ちょっと例えがヘンでした。なにかこう...とにかく新しいアイディアが...出そうじゃないですか!
みんながスマホに慣れてきた今なら、実物そっくりのデザインにこだわる必要も薄くなりつつあります。あと、バインダーみたいな連絡帳や、フロッピーディスク[wikipedia]みたいなセーブアイコンはさすがに古くね? って本音もちょっぴり。
デザインは流行り廃りがあるものですから、「フラットのほうがスキュなんとかより優れている!」とは言いません。けど、フラットデザインには新鮮さだけじゃない、新しいものへの期待を感じるんですよね。
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(金本太郎)