こうして見ると地球はやっぱり水の惑星なんですね。
お台場の日本科学未来館に「触れる地球Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」というものがあり、球体のビジョンに投影された地球を手で回したり、リアルタイムの気象や地理などのさまざまなコンテンツに切り替えて見ることができます。
触れる地球が発表された11年前はスマホがない時代でしたが、実際触ってみると時間を忘れるほど楽しかったので「これの家庭用のがあれば楽しいのに」と思っていました。
今年リリースされた『Living Earth - Clock & Weather』は気象という側面が中心ですが、リアルタイムの地球の姿を手のひらの中で自在に眺めることのできるアプリです。
スマホの画面上で地球を回したり色んなコンテンツに画面を切り替えたりと楽しそう。しかも全部リアルタイムですって。おお? なんかちょっと夢が叶いそうな予感!
台風の動きを見てみましょう
試しに今日本に近づいている台風の様子を見てみましょう。まず起動すると、ゆっくり回っている地球の画像とともに、画面上部に時刻、画面下部に現在選択している都市の気温と天気が表示されます。この原稿を書いている日は、すでに台風の影響で雨が降っていました。
次に、左下の三角ボタンがメニューなのでそちらをタップしてみましょう。
出てきたメニューアイコンの右から2番目が台風を表示するためのもの。タップすると、こんな感じに周囲の台風の一覧が出てきます。今日本に近づいているのは、台風8号「ノグリー」ですね。早速選択してみましょう。
ひええー! 大きいですね。7月5日現在の予報では7月10日頃に本州に上陸する可能性もあるのだとか。気をつけましょう。なお、ノグリーという名前は韓国語で「たぬき」という意味だそうです。
さらに、メニューアイコンの左から2番目をタップすると、雲の動きの実況から、気温や湿度、風速などの実況や気象予報などがそれぞれマッピングされるモードに切り替えることもできます。今試しに風速の実況を選択してみましたが、台風中心部の風速は80Km以上でした。
気温や湿度も選択してみたところ、台風が発生してまもない時点での場所なので周囲の気温も湿度も高いです。「ニュースで熱帯低気圧が台風に...」というニュース解説も、こうしてビジュアルで見ると改めて納得できます。
回転やズームでも楽しめます
フリックで地球を回してみると、夜の地域も一目瞭然。海外に住む友達は今寝ているのかなと想いを巡らせることもできそうです。
ズームすると、こんな風に詳細を見ることもできますよ。光が多いのは人口が多く開発が進んでいる地域ですね。やはりどこの国でも沿岸部に都市が集中する傾向があるようです。
色々いじっているうちに楽しくなってしまい、レビューを書くという使命を忘れそうになってしまいました。
なお、『Living Earth - Clock & Weather』は、Mac対応のデスクトップ版も販売されており、世界時計や気象情報をPC上で見られたり、回り続けるリアルタイムの地球をライブ壁紙やスクリーンセイバーにすることができます。