おいしい話は、転がっていないのです。
「お金を受け取ってほしい」「志の高い方に、お金を譲りたい」といった内容のメールやSNSの投稿から有料サイトに誘導する、「サクラサイト商法」被害が深刻化しています。朝日新聞がこちらの記事で伝えていました。
加害者は有名人や企業の取締役などを騙る(かたる)ことで読んだ人間の興味を引き、サクラサイトに誘導します。そこから続きの連絡をとろうとすると、有料ポイントがかかるという仕組みです。
もちろん、実際には有名人や社長などではなく、ただの詐欺です。ダマされないように、ご注意ください。また、メールの内容には、「財産を差し押さえる」といった脅迫めいた内容のものなどもあります。身に覚えのない場合は、無視しましょう。
この有料サイトでは、一回の連絡事に数万円かかることもあります。にもかかわらず簡単にメッセージの送信ができるようになっているため、気が付くと支払いが膨大な額になっている場合が多いようです。
中には、被害額が数百万円にのぼったケースも確認されています。恐ろしいですね。
サクラサイト商法にかからないために
「サクラサイト商法」への対策としては、おいしい話は向こうから転がってくることはないという心構えを持つことでしょう。知らないアドレスからのメールは、まず疑ってかかるべきです。
また、「サクラサイト商法」の存在を知っていることも、重要です。本記事を読まれた方であれば、きっともう引っかかることはないはず。
もし引っかかってしまった場合は、恥ずかしがらずに公的機関に相談しましょう。支払ったお金が、帰ってきたケースもあるようですよ。
一昔前からある「サクラサイト商法」ですが、今でもまだまだ続いているようです。自分が引っかからないことはもちろん、家族や知り合いにも注意するよう教えてあげたほうが良いかもしれません。
大分)「サクラサイト商法」被害 気軽に相談を[朝日新聞]
(コンタケ)