画面の大型化にともなって、スマホのサイズも大きくなっています。しかし、いまでもiPhone 5s以前の機種を始めとする、コンパクトで片手操作ができるスマホへのニーズは根強いもの。
ドコモが2015年の夏モデルとして発表した新端末の中で、もっとも小型の「Xperia A4(エクスペリア・エース4)」と、iPhone 5のサイズ感を比べてみました。
これぞ片手スマホのサイズ感
並べてみたところ。厚みはXperia A4のほうがあります(A4は厚み9.1mm、iPhone5は7.6mm)。しかし本体底面にストラップホールが用意されているのはiPhoneユーザーにとってうらやましい?
重ねて見ると、Xperia A4はボディエッジが丸く処理されているため、平面で比べた時ほどのサイズ差は感じません(A4は高さ128mmに対し4.6インチ画面、iPhone5は123.8mmに4インチ画面搭載)。
参考までに、他の機種との比較。左からiPnone5、Xperia A4、AQUOS EVER、Xperia Z4です。ドコモ2015夏モデルである右側3機種のなかでは、やはりXperia A4が「ベスト・オブ・片手スマホ」であることがわかりますね。
エクスペリアA4ってどんな端末なの?
ところで国内で直近モデルの小型Xperiaといえば「Xperia Z3 conpact」でしたが、同じく4.6インチ級の本機は「A4(エース4)」というネーミング。
ドコモの説明員の方はその理由を「Z3を同性能のまま小さくしたZ3 conpactと違い、単純なZ4の小型版ではないため」としています。主要なスペックでZ4と差がついている部分をピックアップしてみると、
プロセッサ= 2.5GHz 4コア(Z4は2GHz+1.5GHz 8コア)
メモリ= メインメモリ2GB、ストレージ16GB(Z4は3GB/32GB)
画面= 4.6インチ 720×1280ピクセル(Z4は5.2インチ 1080×1920ピクセル)
バッテリー/連続待受時間= 2600mAh/620時間(Z4は2930mAh/470時間)
といったところ。プロセッサやメモリのパワーが抑えられている一方、連続待受時間ではXperia A4のほうが優位になります。ただし、Z4が対応するPREMIUM 4G(225Mbps速度のキャリアアグリゲーション)やフルセグに非対応だったりといった細かい差もあるようです。
実際に触れてみると、スペックと使い勝手のバランスが自分に合っているかはすぐにわかるはず。筆者個人的には、片手での持ち心地を重視するならドコモ2015夏モデルではXperia A4が頭一つぶん抜けている印象を受けましたね。
2015夏モデルの主な特長 [NTTドコモ]