引き続きピアノの話(今回は僕自身の話ですが…)を。
今回、僕はピアノ演奏だけのアルバムを制作しました。
世の中の素晴らしい作品を、僕なりにピアノアレンジして、全12曲をひたすら弾き、レコーディングしました。
全てをレコーディングし終えて、音のバランスを整えたり最終的な音像の確認を終えたのがちょうど24時間前。
出来上がった音を聴いていた僕は、ふとピアノアルバムをリリースする、ということの意義の深さを感じました。
なぜなら、僕が14歳の時に、それまで全く触れたことのないピアノを突然弾こうと思い立ったのが「大好きな素晴らしい作品を自分なりのイメージで奏でてみたい」という激しい衝動のためだったからです。
僕は出来上がった音を聴きながら、あの激しい衝動を当時のまま思い出していたのです。