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2020年10月29日放送分より)


【相談文】

 「元の人間性がクソでも、ヤカラ仲間がいれば許される」みたいな世の中が嫌です。
 
 やたらと「絆!」とか「仲間!」とか言ったりしながら同調圧力を発し、それに従わないような人間は「ノリが悪い」とか「ウチらをナメてる」などと言って排除してくる。
 そうやって軽犯罪まがいなことを繰り返し、お互いでそれを隠し合い、もみ消し合うことで、また「仲間!」とか言っている連中。
 
 地元に帰ると同窓生はいい年してそんなことを続けている連中ばかりですし、芸能界とかテレビに出ている売れてる芸人はみんな元ヤンばっかです。
 おまけに、そういうやつらというのは、20代前半とかでポコポコ子供を生んで、そのガキ共ももれなく「絆!」へと成長していきます。
 
 こんな世の中は狂ってると思うのですが、うしじまさんはどう思いますか?
 
(しょんぼりお さん)



 
【うしじまの回答】
(今回は雑貨店経営者で映画『ヒステリックベティ』の監督でもあるいおり気高いさんを交えての回答となります)


 うしじま:
 これはね、私も100%同意だよ(笑)

まご:
 絆は嫌い?

いおり:
 私も同意です(笑)

うしじま:
 「仲間!」許せん派だよ。

まご:
 許せんのかー。

うしじま:
 …でもこれは、そういった「仲間!」の輪に1ミリも入れてもらえないばかりか、それに近づいただけで嫌われたりいじめられたりするから嫌いなだけなんじゃないかという気もする。
 どうだろうか? これはすっぱいブドウなんじゃないのか?

 例えば「俺はなあ、花見の学生とか嫌いなんだよ!」とか言ってるとするじゃん。
 でも、もしだよ? そんな花見の学生が「お兄さん、ちょっとこっちで飲んできましょうよ! 花、見てきましょうよ、みんなで! 1杯どうっすか? 缶ビールとか。ごちそうしますよ?」とか、笑顔で言ってきたら?
 そりゃ行っちゃうじゃん。「うーん、じゃあお邪魔しようかな、1杯くらい」とかってなるじゃん。
 だから、それね「絆!」的な人たちに肯定されてないから、そういう気持ちになってるんだよ、絶対

 「じゃあ、どうなんですか? どう思ってるんですか?」って言われたら。
 そういうヤカラ仲間とか、「絆!」とか言ってる人たちに、なんか優しくされたら、たぶんギャルとオタクの漫画みたいな感じで「こんなギャルがオタクに優しいなんて…そんなのアリ!?」みたいな気持ちになるに違いないって思ってる。私はね。
 「どう思いますか?」って聞かれてるから、どう思ってるかは言ったよ。



うしじま:
 いおりさんはどう?

いおり:
 私も、「絆!」とか「仲間!」とか嫌だし、もうとっくに「絆!」と「仲間!」からは縁を切りながら生きてます

うしじま:
 ウケる。「絆!」と「仲間!」から縁を切って生きてる?(笑)

まご:
 映画とか作る時、「絆!」、「仲間!」って感じで作ったんじゃないんですか?

いおり:
 いや、もう全然ですよ。みんな、その時だけのあれですよ。

まご:
 「仕事が終わったら終わり」みたいな?

いおり:
 そうですよ。

うしじま:
 なんか、けっこう大変そうだったもんね。

まご:
 それは「絆!」と「仲間!」がないからだよ!(笑)

うしじま:
 いや、他の人はいおりさんに「絆!」と「仲間!」を感じてたみたいだけど。
 でも、途中でいおりさんがステージが上に行き過ぎたせいで、その人はちょっと「自分だけ疎外されている。無視されている」って思ってしまって…

いおり:
 思い出した、思い出した。
 「絆!」「仲間!」に入れてもらえてないって人に攻撃されてたの、忘れてたけど思い出しました。

うしじま:
 申し訳ねえな、そんなこと思い出させちゃって。

まご:
 誰がどうなるかわからないね。「絆!」と「仲間!」に入れるのか入れないのかで。

うしじま:
 あれは「絆!」と「仲間!」に入れてもらえなかったからだよな。

いおり:
 って言ってるけど…

うしじま:
 でも、あの流れを見てると、あの人は「絆!」に入ってたと思うんだが。「仲間!」に。

いおり:
 いや、言うても「絆!」も「仲間!」もないんですよ。もう、どこにいようが。
 そうですね…その時だけじゃないですか? 仕事っていうか(笑)

うしじま:
 なるほどね。

いおり:
 だから、このしょんぼりおさんも、「絆!」と「仲間!」を諦めて生きるのがいいと思います。



うしじま:
 でも、この人は…

いおり:
 諦めきれない。

うしじま:
 やっぱそうだよね? すっぱいブドウ状態になってるよね

いおり:
 地元とかにいるのかもしれないですね、しょんぼりおさん。

うしじま:
 いや「地元に帰ると」って書いてるから、都内には出てるんじゃないかな?

いおり:
 あー、じゃあ、帰らないといいですね、地元に
 で、同窓会とかも行かなきゃいいですね。

うしじま:
 そう!



うしじま:
 でも、確かにね、地元とか好きなやつに話を聞くと、あいつら全然違うエリアに住んでる私に「ねえ、四ツ谷○中の〇〇センパイって知ってる?」とか、そんなことばっか聞いてくんだよ。「知らないかなあ?」とか言って。
 で、「それ、何の人?」って聞くと、「うしじまさんの世代だと知ってると思ったんだけどなあ。…じゃあ、○○クンとか知ってる?」とか。

まご:
 「絆!」話だねえ。オナチュウの。

うしじま:
 そうそう。「オナチュウの〇〇センパイが同級生で」とか、なんか学校の話ばっかしてくるよね。
 でも、その人さ、30代後半なんだよ。30後半の人がさ、学校のセンパイだよ…? 「いつの話だよ!」ってなるじゃん。

まご:
 うん。「まだ引きずってるのか?」ってなるね。

うしじま:
 それが「絆!」とか「仲間!」系の人なんだよ。

まご:
 ああ、好きなんだな、繋がりが。「絆!」が。「仲間!」が。

うしじま:
 …いや、ちょっと待って。でも、私もそういう「絆!」って、嫌いじゃないよ。
 私は自分が入ってる「絆!」「仲間!」は好きだから

まご:
 そうだね。私も入りたいよ。

うしじま:
 でも、私が入ってない「絆!」「仲間!」は、引き裂いてやりたくなったりするよ(笑)

まご:
 妬ましいよ(笑)



まご:
 コメントで「3人は成人式や同窓会って行ったことあります?」って。