人生で1番好きな曲
映画好きに「人生ベスト映画」を聞くのも相当いかれてるけど、音楽好きに「人生ベスト曲」を聞くのもかなりいかれてる。
いかれてるけど「聞かない」より「聞く」方が面白い。
なので、僕は質問する時に恐縮はするけど聞いてみる。
「えーーー1曲だけですかあ??」
なんて相手は悩む。ベスト映画の時と同じだ。
長い人生、沢山の「好きな曲」「好きな映画」を体験してきたのだ。
簡単には選べない。
しかも「選ぶ」ということは、他のものを「選ばない」という事にもなるので、なんだか裏切った感じにもなる。
そんなわけで、思い入れの強いものほど「1つに絞る」のは苦しいのだ。
「そういう質問、大嫌いなんですよね」
なんて言っているタレントの発言もよく聞く。
この場合、インタビュアーが「定番の質問」として、考えなしに「人生ベスト〇〇」を聞いてくる感じがムカつくのだと思う。
その気分はなんとなくわかる。
「そんな過酷な問題を簡単に聞くんじゃねえよ」
みたいなことだろう。
とは言え、別にそれを国連で発表して記念碑に永遠に残す、回答しだいでは命はない、とか言ってるわけではなく、話のきっかけとしてなんとなく聞く場合だってある。
なので僕はこの手の「人生ベスト」を聞く時は、まず「決められないのはわかります」と言って「今の気分で選ぶと?」と聞く。
そして実に「その人」を感じる答えが返ってくる。
そんなこんなの1連のやりとりに「その人」が見えるのが面白いのでやめられない。
では・・自分が聞かれた場合どうだろう。
【 山田玲司が選ぶ人生最高の曲】
何でこの話を書こうと思ったかと言うと、最近
「なんだかんだ言って、僕はこの曲が1番好きだな」
「きっと人生で出会った曲の中で1番だな」
なんて思う瞬間があったからだ。
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自分もすごく好きな曲で洋楽を聴くきっかけになったものです。art of noise もそこから好きになりました。先週 ヘブニーズという番組でもカバーされてましたね。
浅学ながら存じ上げなかったのでYoutubeで見ました。当時のMVも含めて、とてもPOPでcuteで時代の空気も感じキュンとしてしまいました。
私にとっての人生の1曲は玉置浩二の「MR.LONELY」です。昔「こんな恋のはなし」というドラマの終盤にいつも流れていて、そのタイミングも堪らなかったのですが、自分のお葬式の時に流してもらいたい棺桶ソングの一つです。
14歳、私は漫画や好きなことに夢中でただただ幸せに生きていましたが、2001年9月11日のNYテロを中学校の職員室で流れているテレビから目撃し、「何故この世界から戦争は無くならないんだろう」ということ、そして自分が日常で触れている報道や見ているものだけが真実では無いのだという事を強烈に知った出来事でした。
レイジ先生が言うように、14歳の時に自分が見ていた体感した景色や情景は今も色鮮やかに自分の中に残り、良くも悪くも現在の自分に影響を与え 今の自分を形成しているなあと思います。