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「デザイン」を社会科学がとらえる目線。
東北大・秋池先生と一橋大・吉岡先生の論稿。過去のデザイン研究をレビューし、デザインを社会科学がどう捉えているか、その視点を整理した労作。レビュー以上に、秋池さんや吉岡さんにはもっとデザイン研究を進めてほしいという気持ちはちょっとあるけど笑、ともあれ本研究は良作。
デザインの評価する軸は、
・機能性
・美観
・象徴性
・複雑性
・典型性
・新規性
・識別性
・アフォーダンス(対象との接触点、相互作用)
どこかで何かに使えそう。デザインというものに、象徴性や新規性という役割も与えられているというのは、見落としがちな大切なことだと思う。これまでと違っているもの、という感覚をきちんと与えないといけないのだ。
と同時に、典型性:あるカテゴリーや、あるものごとのためのものであるということを認識できるようにも、デザインしなければいけない。 -
管理会計は食える技術。
本日の勉強はこちら。関東学院大副学長・やさビ講師、江頭幸代先生の原価計算&管理会計の新刊。 原価計算→管理会計→意思決定会計という大構造が体得できる。 初学者向けでありつつ計算問題まで用意する江頭先生の本。 1冊マスターすれば、管理会計で就職できる。管理会計は、食える技術。
管理会計、役立つ技術なのに、みんな回避するのがもったいない。学生も社会人も、専門でなくてもやるべき。 私の経験上、実務家になって一番生きた経営学分野の1つ。 その意味で、ざっくり単価・固定費・変動費がイメージできりゃいい、という私の教育アプローチも、入口戦略としては正しい…はず!
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明治期に、専門経営者が登場するという話。
経営は、ある時期に社会的な機能として必要性から発達し、それを担うものとして経営者・マネジャーが誕生する。我々はこの事実を忘れがちになる。
チャンドラー『組織は戦略に従う』が、かつて20世紀には経営学徒にとっての必読書であった理由はここにある。「社会の発展に応じて、どういう経営機能が、どういう文脈で必要になったのか」を学び、専門経営者はこの社会のなかで何を為すべきなのかか、なぜ為すべきなのかを、体得させてくれる歴史書だった。
宮本又郎ほか『日本経営史』を久しぶりに開く。これも積読のひとつ。やさビでも教鞭をとってくださった阿部武司先生による、明治期の専門経営者の登場と、そこからの経営組織・手法の発展の節。オマージュのようにチャンドラーをなぞる構造にようやく気が付く。こんなの学部生では気が付かないでしょ笑。
とはいえ、改めて、生産管理、人事労務、財務会計など、ひとつひとつの経営機能がその現場の希求から
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