『おぼっちゃまくん』のコンテ、今朝も7時に起きて取り掛かり、
ついに渾身の出来で完成したと思ったのだが、妻に見せると、
反応が違う。
全部通して読んでみると、最後の最後で失速していることが
分かった。
オチを考え付いて、そこに向かってつじつま合わせを
してしまったからだ。
今日は上がったコンテを秘書に見せて、美容室に行って、
そのあとに担当編集者に見せようと思っていたのだが、
すべてキャンセル。
もう一度、後半を描きなおす。
はたして夜できるか、あるいは明日までかかるか、
わからない。
絶好調だと思っていて、ノリにノッて描いたとしても、
それで完璧な作品が出来るかどうかは分からない。
はっきり言って、他のギャグ漫画家と比べれば、現段階で
はるかに笑えると思う。
だが、人との競争じゃない。
自分の中でこれ以上ないという完成度までもっていくしか
ないのだ。
ギャグ漫画の苦悩を久々に思い出した。