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「新報道2001」は普段、安倍政権擁護番組だと思っていて、
見ることがなかった。
今日はたまたま途中から見たのだが、三笠宮崇仁親王殿下
のことをやっていて、皇統問題でなんと崇仁殿下は
「将来、女帝も考えるべき」と文章で残していた。
ヒゲの殿下は「三笠宮家は全員、男系」と言っていたが、
嘘じゃないか。
考えてみれば崇仁殿下はフォークダンスの推奨者で、
男女平等を理念とするリベラル体質の人だ。
だったら「男系固執」と言うはずがない。
解説をやってる平井文夫氏が、女性・女系も考えなければならない
と言っていて、男系が続かなくなって、どこの誰かも分からぬ者を
持ってきても国民が納得するのかと真っ当なことを言っていたの
には驚いた。
酷かったのは自民党の下村博文で、神武天皇から「男系男子」で
皇統が続いてきたのが「伝統」だと言っていた。
女性天皇がいると解説した後で、「男系男子」しかいなかったと
言うのだから、無茶苦茶だ。
せめて誰かが「男系女子」もいるじゃないかと言えばいいのに、
「男系男子が伝統」と言ってるのだから、いかに誰もかれも
皇室の知識がないのかということがよくわかる。
「伝統」であれば「男尊女卑」でもいいというのは間違いだ。
そういうのは「因習」というべきだろう。
まあ、それでも「生前退位(譲位)」を話題にしてくれて、
三笠宮崇仁殿下が「退位の自由くらい認めなければ憲法の人権
規定に反する」と言ったこと、「将来は女帝もあり得る」と
70年前に記述していたことなどを報道してくれたことは
ありがたかった。
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小林よしのりライジング
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