「村山談話・河野談話に未来はあるか?
第3回 永遠の知識0のナショナリズム」
NHKの籾井勝人会長は、
就任会見でいわゆる「従軍慰安婦」について発言。
これを朝日新聞等のマスコミが批判し、
自称保守やネット右翼は「この発言のどこが悪いんだ!」と擁護した。
馬鹿じゃないのか?
悪いに決まってるじゃないか!
籾井は発言の中で、
「日本だけが強制連行したみたいなことを言われているから、
話がややこしい」
と言ったのだぞ!
この発言が、悪いとわからないなんて、永遠の知識0だな!
要するに籾井は「日本は慰安婦を強制連行した」
「しかし、それは他の国もやっていた」と言ったのである!
ふざけるな!
実際には日本が慰安婦を強制連行したなどという証拠は一切ない!
いわゆる「従軍慰安婦問題」とは、
日本がやってもいない「強制連行(人さらい)」をしたかのように
冤罪をかけられた事件だったのである!
呆れたことに、籾井も、自称保守やネット右翼も、
「従軍慰安婦問題」とはどういうことが問題だったのかを、
全く知らないのだ。
そもそもの知識がないままで、ただ韓国がこの問題でいつも騒ぐものだから、
「うぜーな、韓国!いつまでも昔のことでウダウダ言ってきやがって!」
と吠えているだけなのである。
知識0だから、籾井はやってもいない強制連行をやったと認め、
その上でそんなことは他の国でもやっていると開き直るという、
とんでもなく杜撰な放言をしてしまう。
これは、過去の日本にやってもいない罪を被せる発言に他ならないのに、
自称保守やネット右翼はそれに気付きもしない。
それどころか自分が韓国のクレームから日本の名誉を守っている
「愛国者」であるかのように思い込んでいる始末だ。
いわゆる「従軍慰安婦問題」とは、
単なる韓国や朝日新聞に敵意をむき出しにするための材料ではない。
本来は、歴史認識の問題である。
歴史認識問題を語るには、正確な知識が必要なのだ。
知識0で「河野談話を見直せ!」と叫んだところで、
河野談話のどこが間違っているのか指摘もできないだろう。
永遠の知識0のくせに、嫌韓感情だけで「日本は悪くない!」と叫んでも
何の説得力もなく、逆に醜態をさらし、日本の名誉を傷つけるだけなのである。