数か月前から予約していたArpegeでディナーした。
野菜にこだわったメニューは斬新で実に美味い。
人数を聞かれたとき、フランス語で答えたので、
フランス語が話せるのかと聞かれ、ほんの少々しか話せない
と答えたら、少々話せれば大丈夫だと言う。
以後、メニューの説明もすべてフランス語で通されて、
ほとんど理解できず、適当に誤魔化して合わせるばかりで、
緊張を強いられた。
しかし自分でメニューから選んだ Chassagne Montrachet のワインが
抜群に美味くて、飲みすぎて酔っぱらってしまい、
益々大胆にデタラメなフランス語を喋ってしまった。
シェフが素晴らしく気さくで、料理を褒めたら、
わしの肩を抱いて喜んでくれ、妻やみなぼんのイスを
シェフ自らテーブルに近付けてくれた。
料理は驚きばかりで天才である。
日本ではまずこんなフレンチは食べられない。
また来ようかなと思ったが、
今度はフランス語を勉強しておかねばならない。
食事のとき役立つフランス語だけでいいな。